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戸籍の名前の漢字が違う!変更するにはどうすればいい?(体験談)

戸籍謄本

戸籍を見てみたら名前の漢字が違っている!!

そんなちょっとびっくりする事がわたしの身近でありました。

わたしが付き添って変更の手続きをしたので、この体験をシェアしたいと思います。

 

戸籍の名前の漢字が違っている時、一体どうすれば変更することができるの…?

なかなか無いことですが、そんな疑問をあなたが持っているのであれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

戸籍の名前の漢字に間違いがあったらどうする?

「戸籍に登録されている漢字が違っていたの…どうしよう!」

ある時、親戚からそう相談されました。

パスポートを作りに行ったら、受付で「戸籍謄本と名前の漢字が違っています。」と言われたとのこと。

本人が少々お年を召しているため、わたしがいろいろと手続きをしました。

もしあなたの名前が間違っているとわかった時、まず最初にすることは、あなたの戸籍を扱っている役所で相談することです。

 

戸籍の名前変更の手順

役所で相談してから、実際に名前が変わるまでの一般的な手続きの流れは、以下の図のようになっています。

家庭裁判所でもらった資料をもとに作ったものです。これで、どういった手順・流れがあるのかが、大まかに分かると思います。

 

戸籍の名前変更の手順

 

戸籍の名前変更で実際にやったこと

一般的な流れがわかったところで、わたしが実際に経験したことを交えながら、ざっと説明していきたいと思います。

戸籍の名前の間違い発覚から、名前を変えるまで、わたしが実際に行った内容です。あくまで、わたしの親戚のケースで行った流れです。個々のケースで違ってくることもありますので参考までに。基本的には役所の指示に従ってください。

 

↓流れの中の大きな部分4つは以下の通り。

  1. 区役所で相談
  2. 家庭裁判所で申し立てをする
  3. 郵便で申し立て受理の書類が届く
  4. 区役所で名前を変更してもらう

補足説明していきます。

 

1. 区役所で相談

戸籍を扱っているのは、住んでいる地域の区役所なので、まずはそこに行って、登録されている漢字が違っている旨を伝えました。

本人(親戚)は、引っ越しで戸籍を移しているので、どの段階で漢字の表記がまちがったのかを、区役所の人が調べてくれました。

(戸籍を移すときや、データを電子化するときに漢字が間違われることが多いようです。)

 

その結果、一番最初の戸籍からすでに漢字が間違っていたとのこと。

届け出の時に書き間違えたのか、役所の人が写し間違えたのか不明ですが、高齢の親戚が今まで気づかなかったことに、ちょっとびっくりしました。

 

2. 家庭裁判所で申し立てをする

区役所の方に「名前変更のためには家庭裁判所で申し立てをする必要がある」と告げられました。

本人が住んでいる地域の家庭裁判所に申立をする必要があります。

まずは電話をして、必要なものを聞きました。

  • 申立書…裁判所でもらって記入します
  • 収入印紙…800円分(申立書に貼り付ける。裁判所で買えます)
  • 郵便切手…512円(82円6枚・10円2枚)(申し立ての結果郵送代。裁判所で買えます)
  • 戸籍謄本
  • 印鑑
  • 名前変更の正当性を証明する資料(正しい名前表記の年賀状を過去10年分など)

「家庭裁判所での申し立て」と聞いて、「え、裁判所!」とちょっと弱気になってしまいましたが、大丈夫でした。

また、費用が高額なのでは…と心配しましたが、上の通り安かったです。

 

3. 郵便で申し立て受理の書類が届く

家庭裁判所家事部の審判係から封筒が届き、名前の変更の申立げが受理されたという審判書の謄本が入っていました。

名前変更の申立で提出した、名前変更の正当性を証明する資料などが足りない場合などは、さらに資料を求められたり、裁判所に出向いて審問がある場合があると聞いていました。

何も問題なく受理されてホッとしました。

結果の連絡が届くまでの目安は、1ヶ月ほどとなっていましたが、わたしの場合はもっとかかりました。

 

4. 区役所で名前を変更してもらう

郵送されてきた審判書の謄本を持って区役所に行き、名前の変更の手続きをすれば終わりです。

 

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名前の変更か訂正かで手続きが違う

家庭裁判所で名前が間違っている経緯を説明した時に、職員の方に

  • 間違って登録されたことを証明して名前を正しく訂正する手続き
  • 単に名前を違うものに変更する手続き

があるが、どちらにするかと聞かれました。

 

わたしの親戚の場合は、最初の戸籍登録の時に何故か違った漢字になってしまっていて、本名から違う名前に変えたいわけではないので、本当は訂正する手続きなのかと思います。

ただ、これをするとどこで間違ったかの証明など大変になると説明を受けました。最初から間違っていたのですが、生まれた時に届け出をした本人(親)が間違えるわけはないはずですが、かといって役所の人が間違えたという証明もできません。親戚はもう高齢で、最初の戸籍は大昔です。

そこで本人と相談して、単に名前を変更するという手続きにすることにしました。

 

こうすると、戸籍には「〇〇(間違った名前)から△△(正しい名前)に名を変更しました、という記載が入るそうです。(本名を改名をしたということになる。)

実生活には何の支障もなく、高齢の親戚もそこまでこだわる必要はないとのことでした。

おかげで、申し立ては何の問題もなく受理されました。

ここの部分にこだわる人の場合は、また違った申し立てが必要になると思うので、家庭裁判所で相談してください。

 

このように、結局は「名前変更の手続き」となったので、わたしの親戚のように本来の名前が違っていたというのではなく、現在の名前から他の名前に変えたいという人の場合は、基本的に今回ご紹介した手続きの流れで大丈夫なはずです。

ただし、名前を変えたい理由や正当性を証明する資料は、もっと必要かもしれません。

 

戸籍謄本

 

まとめ

戸籍の名前の漢字が間違っているなんてこと、あるんですねぇ…。

どうして今まできづかなかったのか、とっても不思議なのですが、戸籍が必要な場面は少ないし、まさか名前が間違ってるとは思わないので、しっかり見ていなかったんでしょう。

 

今回ご紹介したのは、実際にわたしが体験した内容ですが、住んでいる地域や状況によって違ってくることもあると思います。

まずは戸籍を扱っている役所で相談してみてくださいね!

 

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