温暖化の影響で、近年の夏はうだるような猛暑が続きますね。
エアコンの風をガンガンかけているような場所で、具合が悪くなるという経験はありませんか。
今回は、クーラー病、冷房病と呼ばれるほど体調不良の原因にもなるエアコンを使わずに、涼しく過ごす方法をいくつかご紹介します。
エアコンの風が苦手な人ももちろんのこと、エコに興味のある人も試してみてくださいね。
(注意)本当に暑いときは危険です。無理をせずエアコンを使いましょう!
エアコンなしで部屋で涼しく生活する方法
ちょっとした工夫で、クーラー無しでも涼しく感じることができますよ〜。
部屋を涼しくする方法や、あなた自身を涼しくする方法などいろいろです。
できそうなものをぜひ試してみてくださいね。
1. インテリアを夏仕様にする
室内のインテリアを夏っぽくしましょう。たとえば、色は青系に変えるだけでも、視覚から涼しさを取り入れることができ、涼しい気分になります。
また、風鈴のきれいな音色は、聞いているだけで涼しくなりますよね。
2. 空気の流れを作る
窓は対角線上に開けて、風の通り道を作りましょう。
扇風機があれば、風の通り道上に置くことで風量をアップできますね。
部屋の中に空気が滞ると熱がこもりますので、空気の流れを上手に作って、暑い空気を外に出しましょう。
3. わきの下、首筋を冷やす
保冷剤や濡れタオルで、わきの下や首筋を冷やします。
体内の太い血管を冷やすことで、体温が下がりますよ。
とても暑い時には、わきの下や首筋を冷やしたまま扇風機などの風に当たれば涼しさ倍増です。
4. 化学繊維の利用
冷感触感という化学繊維で作られた寝具やタオルは、触った瞬間ひんやりとします。
表面の熱を吸収するので、繊維が温かくなったら風にあてて冷やせば冷感が戻ります。
最近では冷感触感を使った洋服も出ていますので、気になる人は要チェックですよ。
5. 熱を取る食べ物を食べる
夏においしいキュウリやトマト、すいかといった夏の食材は、身体を冷やす解熱効果があるとされています。
食事に取り入れてみましょう。
ただし、お腹を壊したり、女性の場合は身体が冷える原因になりますので、食べすぎに注意しましょう。
6. 洋服の工夫
肌着を着ずに、Tシャツなどの洋服を着るより、肌着を1枚着ていたほうが汗を吸収、発散してくれるため結果として涼しくなります。
夏用の汗を逃がすような素材のものを選ぶと良いでしょう。
7. ハッカ
ハッカ油というオイルがあります。その名の通り、ハッカの成分でス~っとします。
お風呂に数滴たらせばさっぱりしますし、精製水とまぜてスプレー水にすれば、暑い時に体にシュッとすると冷感を感じます。
8. 打ち水をする
家の回りに打ち水をすると、高温になったコンクリートや地面の温度が下がります。
古風ですが、思った以上に効果はありますよ。
参考記事 効果的な打ち水の方法!いい時間帯や場所、効果のほどは?
9. 窓からの日差しを遮る
窓から暑い直射日光が入ってこないようにしましょう。
窓の内側にあるブラインドやカーテンも効果がありますが、すだれや植物でつくった緑のカーテンなどで、窓の外側を影にするほうが、効果的です。
参考記事 すだれの効果はどれくらいある?上手に使ってエコに涼しく!
10. 扇風機の前に氷を置く
夏は扇風機を使っても、風があたたかいですよね。
そんな時は、扇風機の前に氷を置いたり、濡らしたタオルを上にのせたりすると、涼しい風を作ることができます。
家の中でも熱中症には気を付ける
涼しい工夫をいろいろお伝えしましたが、エアコンを全く使わないというのも考え物です。
家の中で、涼しく過ごしているつもりでも、熱中症になって病院に運ばれる人のニュースがよくありますよね。ときには亡くなってしまうこともあります。
特にお年寄りやお子さんは、感覚が鈍くなっていることがありますので、周囲にお年寄りやお子さんがいる場合は、ぜひ気をつけてください。
また、若い人の場合は、元気でがんばれてしまうので、熱中症と気づかず我慢してしまうということもあります。
夏の室内では、以下に気を付けて熱中症を予防してください。
水分をこまめにとる
家の中にいて、のどが渇いていなくても、夏場は水分をとりましょう。
真夏は体の神経も熱で鈍くなっていることがあります。自分で意識して水分を取るように気を付けていないと、知らずのうちに熱中症になっていることがあります。
一番暑い時はクーラーを使う
夏でも午前中や夜は多少気温が低いですよね。
その時間帯であれば、クーラー無しでも大丈夫かもしれませんが、日中の気温の高い時はクーラーを使いましょう。
最後に
ご紹介してきたように、エアコン無しでも、涼しくなる方法はたくさんあります。
誰でも簡単にできる方法ばかりですので、あなたがいいなと思う方法を、上手に取り入れていってくださいね。
ただし、くれぐれも熱中症には気をつけて、クーラーも上手に併用するのがおすすめです。
この夏も、健康で涼しく過ごしてくださいね!