車についているステッカーやシール、街でよく見かけますよね。かっこいいものから変なものまで様々です。あなたも愛車に貼っていますか?
「以前に好きで貼ったシールだけど、今は趣味が変わって剥がしたいな」と思ったり、「カーディーラーで貼られたステッカーだけど、剥がしても問題ないから取りたいな」なんてことあると思います。
このステッカーやシール、剥がそうと試みたことがあればわかると思いますが、手で剥がそうとしても簡単には剥がれないように、結構頑丈についていますよね。
表面だけ剥がれて、ノリ部分が残ってしまい、見た目が汚くなってしまったりします。
走る車のボディやガラスに付けるので、付けるときは剥がれないようにしっかりとくっついていて、当然剥がれにくくなっていますね。
今回は車に貼ったステッカーやシールを剥がしたい人へご紹介する、ステッカー&シール剥がしテクニックをご紹介します。
車のボディに貼ったステッカーを綺麗に取る方法
車のステッカー・シールを剥がす時、貼った場所によって剥がし方がちょっと違ってきます。
まずは、車のボディ部分に貼ったステッカーの剥がし方から見ていきましょう。
ステッカーは、強力な糊で剥がれないようにくっついているので、この強力な糊を溶かすようにして剥がせばステッカーは綺麗に剥がれます。
では、糊を溶かす方法ですが、粘着力によっては全く効かない方法もありますので、1つずつ試していくことをオススメします。
以下にご紹介する方法は、車のボディにダメージがいかない順番になっています。順にやってみてくださいね。
1.熱湯
熱湯をボディにかけて、自然と糊が溶けるのを待つパターンです。
私が過去に試した結果では、薄いステッカーや小さいサイズのステッカーには有効でした。
熱湯のデメリットは、ずっとステッカー部分を熱湯でカバーできないことです。特に、冬などの気温が低い季節には、熱湯をかけてもすぐに冷えてしまいます。
ですから熱湯をかけ続けたり、熱湯を染み込ませたホットタオルをステッカー部分に置いたりする工夫が必要です。
熱でステッカーが緩んできたら剥がせるはずです。
2.ヘアドライヤー・ヒートガン
ヘアドライヤーはご家庭にある髪の毛を乾かすやつですね。
古本についている値札などを剥がす時に、ドライヤーを使ったことがあるんじゃないでしょうか?ほんとうにツルッと取れます。
ヒートガンは工業用ドライヤーで、塗装や修理に使われる道具です。大きさが色々ありますが、2千円前後で買えるもので十分です。
ヒートガンはドライヤーより早く熱くなるので、オススメですが、わざわざステッカーのために買うのも大変なので、ドライヤーでOKです。
剥がしたいステッカー部分に万遍なく熱がいくように熱風を当て続けます。熱で糊が温まると、ステッカーの端から自然とめくれてきますよ。
ステッカーが大きめの場合は、様子を見ながら、端の方から順にゆっくり剥がしていくのがコツです。
3.シール剥がし専用の有機溶剤&ヘラ
シール剥がし専用の有機溶剤はカー用品店で市販されています。ヘラとセットになって売っている物もあります。ヘラを持っていない人は、セットの物を買うと便利ですね。
必ずカー用品店で、確認して買いましょう。
有機溶剤を使うときに気をつけたいのは、ボディの塗装の色落ちや変色です。また、塗装の上から特殊なコート剤などを塗っている場合も、それがハゲてしまう可能性があります。
これは、ほんとうにショックです!
あらかじめ目立たない箇所で試してみるか、車を購入したカーディーラーに相談してみてから、ステッカー剥がしに使用するようにしましょう。
4.トレッサー
これは普通の人にはおすすめしませんが、電動ドリルで糊部分を削って剥がす方法です。
これは工具の取り扱いや作業が難しいので、ただし、こういう方法もあるんだという知識として知っておくのみで、詳しくない人はやらないようにしてください。
車の窓ガラスに貼ったステッカーを綺麗に取る方法
窓ガラスに貼ったステッカーは、ボディに貼ったものより剥がしやすいので、上記で紹介したお湯をかけたりドライヤーで温めたりしてとれるものも多くありますよ。
それでも取れなければ、以下の方法を試してみてください。
1.除光液
マニキュアを剥がす時に使う、除光液です。コットンなどにたっぷりと除光液をひたし、少し漬け置きするようにしてから剥がすと、するっと取れます。
取りにくいときは、しばらくラップやキッチンペーパーで覆っておくと、取りやすくなりますよ。
これはわたしも体験済みですが、ほんとうにするっと取れました。たっぷりつけるのがコツです。
2.ライターのオイル
除光液同様に、ZIPPOなどのライターのオイルも使えます。こちらもするっととれるはずです。こちらも多めに塗るのがポイントです。
3.ガラス用ステッカーはがし液
100均一でも売っていますし、カー用品店でも市販されています。ガラス用のステッカー剥がし液を使いましょう。
通常の車のガラスなら大丈夫だと思いますが、万が一曇ってしまうかもしれません。
心配な場合は、目立たない所に塗ってチェックしてみましょう。
4.スクレーパー
ガラス面の汚れ落とし、シール剥がしに壁紙職人などが使うガラスフィルム施工道具のスクレーパーがあります。
ステンレスの刃がついていて、粘着面を削り落とす方法です。
ただし、下手に削るとガラスを傷つけます。腕に自信のない方は避けた方が良い方法です。
車のステッカー・シールはがし 番外編
もしもあなたが、車を買ったカーディーラーに定期点検をしてもらっているのであれば、その時にシールを剥がしてもらうようお願いするのがおすすめです!
定期点検をしていない場合は、車検の時にお願いするのもいいかと思います。
カーディーラーはもちろん、車の修理工場などは、高額になる車検を自分の所に頼んでほしいと思っていますので、一緒にお願いしてみましょう。大抵の場合、無料で快くやってくれるはずです。
わたしは時々しか購入元のカーディーラーさんに行きませんが、ちょっとしたことなら何でもやってくれます。
その車に詳しいプロに任せれば、やっぱり安心ですね。
車にステッカーを貼るときに気を付けること
車のステッカーを「そのうち剥がす」というのを前提に貼るのであれば、貼る場所は、ボディに貼るよりも窓ガラス部分にしたほうが、剥がす時は断然簡単です。
また、ボディ部分は、年数が経つにつれて細かい傷や汚れがつきます。長年貼っていたシールを剥がした時に、そのシールの形通りの跡がクッキリと残ってしまう場合があります。
貼る位置にこだわりが無いのであれば、窓ガラス部分にするのがおすすめです。
車のステッカー・シールは考えて貼って綺麗に剥がそう!
ステッカーを貼らないでおけばボディもガラスも綺麗に使用できるわけですが、ちょっと貼ってオリジナル感を出したいですよね。
そして、後に剥がしたいと思う時も来るはずです。
そんな時は、この記事でご紹介した方法を思い出して、ぜひ試してみてください。
ステッカーと上手につきあって、あなたの愛車を素敵にしてくださいね!
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