子供の頃、誰しも1度はやったことがあるであろう伝言ゲーム。
ルールは簡単。複数のグループで何列か列を作り、列の先頭の人に、元となる一定の言葉を伝えます。伝えられた人は、その言葉を次の人へ耳うちし、それを最後の人に伝わるまで繰り返します。
最後の人は、自分が聞いた言葉を発表し、元の言葉と発表された言葉が一致するかどうか、また、どの程度違っているかを楽しむ遊びです。
世界各国で同じような遊びがあって、万国共通で楽しめるゲームです。盛り上がるんですよね〜。
でも、伝言ゲームのお題や例文を作るのって大変ですよね。
そこで、小学生・中学生向けに伝言ゲームを企画している人のために、簡単なものから面白いものまで、盛り上がりそうなお題・例文をご紹介します。
小学生向け伝言ゲーム
小学生向けの伝言ゲームは、言葉を短くすれば低学年、少し長くすれば高学年、というように、どの学年でも遊ぶことができます。
学年が入り交ざって行う場合には、お題は低学年向けにして、低学年から先頭に並び、高学年が後ろに来れば一緒に遊ぶことができますよ。
お題には、紛らわしい言葉を複数入れたり、聴くと笑いが起こるようなおもしろい文章にすると最後の発表の時に盛り上がります。
小学生向け伝言ゲームのお題・例文
・◯◯先生(担任の先生)の眉毛とまつ毛が繋がって毛がボーボー
・台風の嵐で布団が向こうへふっ飛んだ
・イルカとアシカのショーは水族館で見られるよ
・パパのパンツは足の裏のにおい つまり臭い
・ピコ太郎がペンをなくしてペンパイナッポーアッポーペンがただのパイナッポーとアッポーになった
・パペピプペポパポパイナッポー
・気分上々蒸気ジュージュー重機ガンガンかりんとうポリポリ
・こひつじ こうまと、こいぬと こねこに。こうのとりがこんにちは
・竹藪の中から白雪姫、リンゴを食べたのは親指姫、チューリップのベッドで眠るのはかぐや姫
・子守するやもりは子守するコウモリと子守で籠ってお友達になりました
え?と思うような文章が、意外と子供たちの心をつかみますよ。
また、小学校低学年の場合は、子どもにウケる単語(例:毛がボーボー、パパのパンツなど)を入れておくと、それだけで笑いが起こるのでおすすめです。
文章が長いと当然正しく伝わることが難しくなります。学年に合わせて長さを調節してください。
お題を考えるときには、学年で知っているような単語にすることや、先生の名前を入れ込むといいですね。
中学生向け伝言ゲーム
中学生向けの伝言ゲームでは、ある程度長さがあっても紛らわしい文章でないと正答率が高くなって、最後の発表のときに面白くなくなってしまいます。
似たような単語を使ったり、韻を踏んだり、紛らわしい文章を作った方が盛り上がります。
中学生向け伝言ゲームのお題・例文
・ミッキーとミニーが昼休みに仲良く手を繋いで涼みに海に行く
・〇〇先生と〇〇先生と〇〇先生が、校長室でフランダンスをコッソリ踊っていた
・〇〇先生が、ギャルのカツラを被って、ふさふさになった髪の毛を振り回してギャラリーから拍手される
・桃太郎と金太郎と浦島太郎が、亀と熊をお供に鬼ヶ島に鬼退治に出かけてかぐや姫を助けました
・じゃんけんしました。最初は両方ともグー、2回目は両方ともチョキであいこでした。三回目は右手がグーで左手がパーで、左手のパーが勝利しました
・ラブラブなラクダはラブラブなラッコとラブラブなブタとブラブラ散歩しました
・まるちゃんはラーメン、マーボと言ったら丸美屋、永谷園のお茶漬け、チョコレートは明治、お口の恋人ロッテ、カレーはハウス
・札幌の雪まつり、青森のねぶた祭り、秋田のなまはげ、仙台の七夕、京都の祇園祭、大阪のだんじり祭り、高知のよさこい祭り
・丸く丸まった丸顔のマルタ 丸刈りの丸い月・カンガルー軽々カルガモ飛び越える
中学生ならかなり複雑な文章も出題してみましょう。
こちらも、担任の先生の固有名を入れたりすると、生徒のウケがいいですよ。最後のお題発表の時にも、他は間違っていても先生の名前はほぼ間違えなく出るのがおもしろいところです。
他にもクラスの人気者の名前や、芸能人、歴史上の人物を入れると盛りがりますよ。
伝言ゲーム番外編
伝言ゲームの番外編です。やり方をちょっと変えるだけで楽しめますよ。
すでに伝言ゲームを何度かやっていてマンネリ化している、という人や、新しい伝言ゲームをしたい、という人はお試しくださいね。
絵伝言ゲーム
お題をイラストで出します。伝言ゲームのイラスト版ですね。
見る時間を5秒程度に決めておき、それを順にイラストにしていきます。途中でだんだん変わってくるイラストの相違がおもしろいですよ。
また、絵心のない人がいると、その下手な絵だけで笑いが起こります。
英語伝言ゲーム
英語の単語やことわざを伝言します。聞きなれない音なので、聴いた人の脳内変換がおもしろい日本語になって伝わったりします。
中国語やイタリア語にしても面白いですよ。
リバース伝言ゲーム
伝言ゲームのお題を伝える人だけでなく、最後にお題を聞く人もお題を知っています。順番に伝言していって、最後の人に正しく伝われば終わり、間違って伝わったら最後の人が正しいお題を言って、逆に伝言していきます。
人数が多くて、普通の伝言ゲームだとすぐ勝敗がついてしまう時などにオススメですよ。
さいごに
伝言ゲームのお題・例文をいろいろご紹介しました。ぜひ使ってみてくださいね!
小学生・中学生向けの伝言ゲームを作る時のコツは以下の通りです。
- 遊ぶ学年や人数によって難易度を調整する
- 紛らわしい単語や、韻を踏む単語をつかう
- 先生や校長先生など学校にいる人の名前を入れる
- 聞くだけで笑いが起こるようなネタを入れる
伝言ゲームは、場所を問わず、準備物も必要なく、お金もかけずに簡単に行なえるゲームです。少人数でも大人数でもできます。
小学校や中学校のイベントの際はぜひやってみて、大笑いしてくださいね!