「大事にしていた本が日焼けして黄色くなってしまった!」「ネットで古本を買ったらかなり黄ばんでいた。」
誰にでも一度はある経験ですよね。そんな時、あなたならどうしていますか?
この記事では、日焼けして黄色くなってしまった本を、できるだけ白く治す方法をご紹介します。
できるだけ黄ばみを取って、快適に読書できるようにしましょう!
日焼けした本の黄ばみを取る方法
本が日焼けして黄色くなってしまった場合、一般の私たちができる方法は、下の3つかなと思います。
実際にわたし自身もやってみた方法ですよ〜。
- 消しゴムをかける(軽度の場合)
- 紙やすりで削る
- 漂白剤で白くする
消しゴムをかける
【使える所⇒本のどこでもOK】
日焼けによる黄ばみが軽い場合、消しゴムをかけることで取れることがあります。
黄色いなと思っていたところは、日焼け以外にもホコリや汚れのせいで、黄色(茶色)に見えている場合もあるので、消しゴムをかけるとスッキリ白くなったりします。
消しゴムをかける方法は、簡単で本へのダメージも少ないので、本のどの部分にも使えます。
まず最初にやってみるのがおすすめです。
紙やすりで削る
【使える所⇒本の天・地・小口、コートのかかっていないカバー】
わたしが一番おすすめする方法です。
やすりをかけて、黄色くなった部分を削り取ることで、白さを取り戻す方法もあります。
やすりは金属のものもありますが、紙やすりが入手しやすいし使いやすいので、おすすめです。わたしはダイソーで買いました。
基本的には黄ばんだ部分に紙やすりをかけるだけです。
黄ばみがひどいときは、やすりの目が荒いものでないとなかなか削り取れません。わたしがダイソー(100均)で買ったものは、目の荒いものから細かいものまでセットになっているのでおすすめです。
目の荒いやすり⇒目の細かいやすりと言った順で、最後は表面をすべすべにしてくださいね。
↓ダイソーで買った紙やすり(#60、#100、#120、#180、#240と、粗目〜細目がセット)
ココに注意
天・地・小口にやすりをかける場合は、本をギュッと押さえながらやってください。抑えていないと削った時に出る細かいカスが、ページの中に入り込んでしまいます。
カバーに関しては、表面がつるっとしたものは、コートが剥げてしまうので、やすりをかけられません。その他、本の素材を見て判断してくださいね。
焼けて黄色くなった部分を削り取る方法は、ブックオフなど古本屋さんなどでもやっている方法です。
お店の場合は、専用の機械(研磨機)があるのですが、やっていることは同じですよ〜。
漂白剤で白くする
【使える所⇒その都度しっかり注意が必要】
方法は簡単です。手袋をしてから、漂白剤をタオルに染み込ませ、黄ばみ部分につけます。
その後水で濡らし絞ったタオルでポンポンと抑え、漂白剤をふきとります。
ココに注意
ただし個人的には、この方法はおすすめしません。なぜなら失敗する可能性が高いからです。たとえば、
- 水分で紙が波打つ
- 関係ないところも白くなることも
- まだらになる
- 紙へのダメージが大きい
のような失敗です。
漂白剤は単に白くするものなので、本文の紙の色まで落ちることがあります。また日焼けの黄ばみのように広範囲になるものは、水分で紙が波打ったり、漂白部分がまだらになったりして、ダメージが残りやすいです。
本当に黄色く日焼けした本を治したいか考える
本の黄ばみを落とす方法は上で紹介したとおりです。ですが、そもそも黄ばみを本当に取る必要があるのかを考えるのがおすすめです。
なぜなら黄ばみ取りをすると、多かれ少なかれ、本にダメージがあるからです。
わたしの場合はこんな感じで分けています。
●黄色く日焼けしてもそのままにする場合
- 新品で買ってとても大切に保存している手持ちの本
- 中古で買って、読んだ後はいらない本
●黄色く日焼けしたら白くする本
- 中古で買って今後も保存したい本
このあたりは人によって違うと思いますので、自分が納得いくようにするのがおすすめです。
実際にわたし自身が経験ですが、新品で買ったお気に入りの本が日焼けで黄ばんだので、治そうと頑張ったのですが、却って汚くなってしまったことがあります。
新品をまた買えるのであればいいですが、絶版だったりするとショックなので、お気に入り本だけはしっかり考えてやるのがおすすめです。
本好きさんなら手触りにもこだわりがあると思うので、後悔しないようにしてくださいね。
日焼けした本の黄ばみ取り まとめ
上で見てきた通り、日焼けで黄色くなってしまった本をキレイにする方法は
- 消しゴム
- 紙やすり
- 漂白剤
があります。この中で、わたしが一番おすすめなのは「紙やすり」です。
効果と本へのダメージの面で考えると、一番バランスがいいです。紙やすりならすぐに手に入るし、加減を見ながら作業できるので失敗がすくないからです。
この記事を読んでいるあなたは、本を大切に・キレイに保ちたいと思っている素敵な人ですね。
本の黄ばみがどうしても気になったら、今回ご紹介した方法をやってみて、気分良く読書をしてくださいね!