春になるとテレビで「黄砂が飛んできた」というニュースを見かけますね。黄砂というのは中国から偏西風に乗って飛んでくる砂塵のことです。
この時期、車全体にうっすらと砂が積もっていたという経験はありませんか?それは飛散した黄砂です。
車が汚れるだけならまだいいのですが、黄砂の砂塵を吸い込んでしまうと、人体に影響が出てしまう恐れがあるので、気をつける必要があります。大人は持ちろん、子どもも、黄砂による影響が心配ですね。
今回は、黄砂によって起こる人体への影響や生活への影響と、その対策防止方法をご紹介します。
黄砂による被害・人体への影響
わたしたちの普段の生活の中で、黄砂による影響はどんなものがあるでしょうか?
- 日照が悪くなる・見通しが悪くなる
- 車が汚れる
- 干している洗濯物・布団が汚れる
- 吸い込むことで健康被害が出る恐れがある
日照が悪くなる・見通しが悪くなる
普段は青い空と明るい日差しのおかげで、くっきり綺麗に見える景色ですが、黄砂の量が多い時は、街全体が黄色く霞んで見えます。また、空中の黄砂のせいで、太陽の光も遮られ、日照が悪くなります。
街や車が汚れる
飛散している黄砂がが街中につもります。わかりやすいのが車ですね。車に乗ろうとした時に、砂が車全体にうっすらと積もります。せっかく洗車しても黄砂のせいで汚れてしまいます。
干している洗濯物・布団が汚れる
黄砂が舞っているのですから、当然庭に干している洗濯物や、布団も砂で汚れます。また、洗濯物や布団は、身体に密着するものですから、くっついた砂塵を吸い込んでしまい、人体への影響が出る恐れがあります。
吸い込むことで健康被害が出る恐れがある
空中にに飛散している砂塵や、洗濯物・布団などについた砂塵を吸い込んでしまうと、健康被害が出る可能性があります。また、目に入るのもよくありません。
黄砂と一緒にPM2.5(2.5マイクロメートルという極小の有害物質)も普段より多く飛んできます。粒子のサイズがとても小さいので、肺の奥まではいりこみやすくなります。
- 喘息・気管支炎などの呼吸器系疾患
- アレルギー・花粉症の悪化
- 喉の痛み
- 目の痛み
黄砂による人体への影響への対策防止法
- 黄砂がひどい時はなるべく外出しない
- マスクをする
- メガネをかける
- 洗濯物・布団は外に干さない
- 手洗い・うがいをする
- 空気洗浄機を使う
- 黄砂情報をチェックする
黄砂がひどい時はなるべく外出しない
黄砂がひどい時は、なるべく外出を控えるようにしましょう。外に出ると当然黄砂や一緒に飛んできたPM2.5を吸い込む機会が増えてしまいます。
特に小さいお子さんが一緒の場合は、外で遊ぶのではなく室内で遊ぶようにするのがおすすめです。
マスクをする
外で黄砂を吸い込まないように、マスクをするのも効果的です。
ただし、マスクだったら何でもいいというわけではありません。なるべく細かい粒子を通さない物を選びましょう。
黄砂と一緒に飛んでくるPM2.5を防ぐ、2.5マイクロメートル以下のものがおすすめです。花粉症用のマスクならたいてい大丈夫です。
メガネをかける
黄砂が目に入らないように、メガネをかけるのもおすすめです。コンタクトレンズの人も伊達メガネをかけて予防するといいですね。
洗濯物・布団は外に干さない
黄砂がひどい時は、洗濯物や布団を外に干さないようにしましょう。黄砂で汚れてしまいます。
外出時にでマスクなどをして黄砂対策をしても、外に干した衣類をそのまま着たり、布団に寝たりすると、くっついた砂塵を吸い込んでしまいます。
手洗い・うがいをする
外から帰ったら、手を洗いうがいをしましょう。手や喉入り込んだ黄砂を洗い流すためです。また、衣服にも付着していますので、できれば着替えるといいですね。
窓を締めて空気洗浄機を使う
窓を開けておくと黄砂が入り込みますので、できるだけ窓は閉めておきましょう。
そして、家の中では空気清浄機を使うのがおすすめです。花粉やPM2.5に効果があるというタイプを選びましょう。
黄砂情報をチェックする
外出してみたらすごい黄砂だった…ということにならないように、黄砂情報をチェックするといいですね。
普通の天気予報か、気象庁の黄砂情報ページで、確認してみてくださいね。
黄砂の影響と対策防止法 まとめ
毎年毎年いやになってしまいますが、黄砂を止めることはできないので、個人でできることをするしかないですね。
今回ご紹介した方法はどれも自分で簡単にできますので、あなたにできそうなものを選んでやってみてくださいね!
がんばって黄砂の時期を乗り切りましょう!
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