クリスマスはなんだかとてもわくわくする季節ですね。子どもはもちろん、お年寄りだって同じですね。
老人ホームや介護施設などの高齢者施設でも毎年クリスマス会が行われています。こういった所の生活は、平凡になりがちですから、1年のうちでも楽しみなレクリエーションイベントの一つとなっています。
そんなお年寄りのみなさんを楽しませようと、どんなクリスマス会にするか、計画を立て始めているホームの職員さんも多いんではないでしょうか?
お年寄り向けのクリスマス会で、毎年頭を悩ますのが、出し物ですよね。毎年同じだとマンネリになってしまうけれど、なかなかいいアイデアが出てこないものです。
そこで今回は、老人ホームなど、お年寄り向けのクリスマス会で楽しめる出し物のアイデアをご紹介します。
老人ホームの職員さんや、老人ホームに訪問して出し物をする予定のボランティアさんや学生さんなどは、出し物・余興のアイデアとして、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
老人ホームのクリスマス会での出し物の注意点
普通に家族や友達と一緒にやるクリスマス会と比べて、老人ホームのクリスマス会での出し物では気をつけた方がいいことがあります。
- ぱっと見てわかりやすいもの
- 定番でなじみのあるもの
- アクションの大きいもの
- お年寄りの年代にあった内容のもの
- 声は大きく
- ゆっくりはっきりしゃべる
まず、あたりまえですが、老人ホームにいる人達は、みんな高齢者です。お年を召しているので、目も見えにくくなっていたり、耳が遠くなっていたりします。また、最近の流行り物よりも昔のなじみなるものの方が、とっつきやすいはずです。
ですから、ぱっとみてわかりやすいもの、定番でなじみのあるもの、アクションの大きいもの、お年寄りの年代にあったもの、というのを意識して、出し物を考えましょう。また、出し物の最中は、声を大きく出して、ゆっくりはっきりしゃべることも重要です。
老人ホームのクリスマス会におすすめの出し物アイデア
ダンス
ダンスは定番中の定番ですね。曲は何でもいいですが、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」などの明るいクリスマスソングがおすすめです。
曲に合わせてみんなでダンスをしましょう。この時、できるだけ手足を大きく使った振り付けにするのがコツです。また、私服ではスペシャル感が出ないので、サンタクロースやトナカイ、雪だるまなどの格好をすると、クリスマス!といった雰囲気がでていいいですね。
二人羽織(ににんばおり)
若い人は「二人羽織ってなんだろう?」と思うかもしれませんね。でも、老人ホームにいるお年寄りの年代にはとてもなじみがある余興のはずです。
二人でペアになって、何かを食べるのが一番面白いですね。クリスマスと言うことで、ケーキはおすすめ。上手く口に入らないと、白いクリームが顔につくので、見ている側からわかりやすいですね。
あとは、熱い設定のものです。うどんやおでんです。これはクリームと違って顔にはつかないので、「熱いっ!」という大声や、熱そうな演技が必須です。でも多少演技が下手でも、定番なのでお年寄りはわかってくれるはずです。大ウケ間違いなし!
ハンドベル
ハンドベルの演奏は、老人ホームだけでなく、どんなクリスマス会でも人気ですね。おすすめです。
ただし、お年寄りの中には耳が遠い人もいますので、目でも楽しめるよう、動きと表情をなるべく大きくするのがコツです。もちろん服装も私服でなく、ちょっと目を引く感じのものに変えて、普段とは違うという雰囲気をだすといいですね。
マジック(手品)
マジックは大人気なのでおすすめです。「え〜マジックなんてできない…。」と思うかもしれませんね。でも大丈夫!ほんとうに単純なもので充分です。ネットで検索するといくつも出てきますので、チェックしてみてくださいね。
ちょっとわざとらしくなっても、お年寄りは細かいことには気づかず、素直に驚いてくれるはずです。失敗してもまたそれを笑いにできればOKですね。
マジックをやる時の注意としては、見やすくて動きの大きいネタを選ぶことです。テクニシャンなマジシャンが披露する指技などは、たしかにすごいですが、高度すぎるのと、動きが小さすぎて見にくいので、お年寄りにはうけません。できるだけ動きがあって、わかりやすいタイプのマジックを選びましょう。
人が消える(下に隠れるだけ)マジックなんて、わかりやすいですね。
みんなで歌う
全員参加型の出し物としては、みんなで歌うというのがおすすめです。事前にどんな歌が好きかアンケートをとっておくといいですね。
歌選びの時に気をつける事は、誰もが知っている歌を選ぶこと。お年寄りのみなさんが若かりし頃に流行った歌や童謡系などですね。お年寄りに楽しんでもらうのが目的ですから、なじみのある歌を選びましょう。
・上を向いて歩こう(坂本九)
・365歩のマーチ(水前寺清子)
・津軽海峡冬景色(石川さゆり)
・川の流れのように(美空ひばり)
・人生いろいろ(島倉千代子)
・水戸黄門の主題歌
・幸せなら手をたたこう
・故郷(童謡 うさぎ追いし〜)などなど
最後はサンタクロースからのプレゼント
上でご紹介してきたような出し物が終わったら、最後はサンタクロースの登場がおすすめです。
ちゃんとサンタクロースのように、ヒゲをつけて赤い服と帽子に身を包んで、プレゼントの入った大きな袋を担いで登場しましょう。もちろん「メリークリスマス!」の挨拶もわすれずに! そして見ているお年寄り一人一人に、プレゼントを渡していきます。
お年寄りも童心に帰れる瞬間ですね。いくつになってもプレゼントは嬉しいものです。クリスマス会の最後にやるのがおすすめです。
老人ホームのクリスマス会の出し物 まとめ
老人ホームなど、お年寄りを対象としたクリスマス会の出し物は、やはりお年寄りの立場に立って考えることが必要です。ぱっと見でわかりやすいもので、慣れ親しんだ時代のものを選ぶということを忘れないでくださいね。
- ぱっと見てわかりやすいもの
- 定番でなじみのあるもの
- アクションの大きいもの
- お年寄りの年代にあった内容のもの
- 声は大きく
- ゆっくりはっきりしゃべる
これらを基本として、相手の年代や体調に合わせて、みんなに楽しんでもらえるような出し物をしましょう! 楽しいクリスマス会にしてくださいね♪