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お雛様とお内裏様の位置は?雛人形を飾る場所・時期の基本

笑顔の女の子

雛祭りの季節になると、もう春なんだなと、何だか嬉しい気持ちでいっぱいになりますね。箱から雛人形を取り出しながら、お嬢さんと一緒に順番に飾り付けていくのが、毎年の楽しみになっているご家庭も多いことでしょう。

雛祭りパーティーなどにお呼ばれをする機会も多くなりますが、お友達のお家の雛人形を見て、「あれ?お雛様とお内裏様の位置が、家のと逆になってる?家が間違って飾っているのかな?」と思ったことはありませんか?

 

いつも何となく飾っている雛人形ですが、ここでもう一度、出す時期から置く場所、また、飾り方などをおさらいしてみましょう。

 

 

雛人形を飾る時期は

一般的には、 2月の立春以降 です。節分が終わったら、そろそろ雛人形の季節だなと思っておけば大丈夫です。

こだわる場合は、雨水(うすい)の日(年によって違いますが、2月19日頃)は良縁に恵まれると言われているため、この日に出すのもいいですね。

特に決まりがあるわけではないので、あまり気にする必要はありません。

 

遅くなってしまう場合でも、できれば、雛祭りの 1週間前までには飾って 、お嬢さんとと3月3日を楽しみながら待てるといいですね。

ただ、地域によって異なることがありますので、一度おすまいの地域の習慣を確認してみてくださいね。

雛人形を飾る

雛人形を飾る場所や向きは

雛人形を飾る向きは、南や東がいいと言われますが、基本的には 飾る向きに決まりはありません 。特に良くない向きがあるのでは?と気になる方もいるかもしれませんが、雛人形にはありません。

アパートなどで部屋が狭いなどの住宅事情もありますし、気にする必要はないでしょう。

 

ただ、人形が痛まないように、直射日光のあたる場所、エアコンの風が当たる場所、室温が急激に変化するような場所は避けた方が無難でしょう。

 

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お雛様とお内裏様の正しい位置は右?それとも左?

お友達のお家の雛人形を見て、お雛様とお内裏様の並べ方が家と逆だな、と思ったことはありませんか?

実は、内裏様とお雛様を右に置くか左に置くかは、雛人形の種類によって違っているんです。

 

雛人形には 関東雛 京雛 とがあり、配置は以下のように逆になっています。今一般に売られている雛人形の多くは、お内裏様が向かって左の関東雛なんですね。

お友達の家の飾り方が違ったと言うことは、お友達の雛人形とあなたの家の雛人形の種類が違ったと言うことです。ですから、同じでないから間違っているということではありません。安心してくださいね。

 

関東雛
お内裏様お雛様
向かって左向かって右

 左側 

西洋風の流れを受けた考え方にならっています。 

 

京雛
お内裏様お雛様
向かって右向かって左

右側 

 日本古来の、左は上座という考え方にならっています 

 

関東雛と京雛には以下のような違いがあります。お友達の家や外で、雛人形を見たときは、それが関東雛なのか、それとも京雛なのか、わかると楽しいですね。

 

三人官女の中央の人形が持っている物
関東雛 京雛 

杯(三宝)

杯

島台

島台

 

顔立ち
関東雛 京雛 
現代風のはっきりした顔立ち切れ長の目の古風な顔立ち

 

雛人形を片付ける日は

できるだけ、 3月中旬まで にはしまうようにしましょう。

啓蟄(けいちつ)の日(年によって違いますが、3月6日頃)にしまうのがいいとも言われていますが、特にこだわることはありません。

ただ、雛人形をより良い状態でに保つために、できるだけ天気の良い日にしまうようにするといいですね。収納する場所も、なるべく湿気のない所を選びましょう。

 

3月3日を過ぎたら、早く片付けないと婚期が遅れる、ということがよく言われますが、実際は関係ありませんので、お嬢さん方は安心してくださいね。お父さん方は、無理矢理、雛人形を長く飾り続けたとしても、可愛い娘さんが長く側にいてくれるというわけではありませんので、あきらめましょう。

悲しいお父さん

最後に

一般的な雛人形の飾り方について、まとめてきましたが、地域などによっても変わることがありますし、あまり細かいことにこだわる必要はありません。

雛祭りは、雛人形と一緒に、 お嬢さんの健康と幸せを願う行事 です。それが何より一番大切なことですね。

今年もまた、お嬢さんと素敵な雛祭りをお過ごしくださいね。

 

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