5月5日はこどもの日、端午の節句ですね。男の子のいるご家庭なら、毎年お祝いをするところが多いんじゃないでしょうか?
端午の節句の飾りといえば、鯉のぼりや五月人形ですよね。男の子が生まれると、まず考えてしまいますが、鯉のぼりと五月人形の両方を買う必要ってあるんでしょうか?
どちらも揃えるとなるとても高価ですよね。それに鯉のぼりの方は、広い庭が必要だし、庭があったとしても、毎日飾るのが大変そうです。
そこで今回は、こどもの日の鯉のぼりを買わないのはダメなのか、やはり五月人形と一緒に両方買ったほうがいいのか、について見ていきたいと思います。
男の子が産まれた、もしくはこれから出産予定の人で、いるかいらないか悩んでいるならば、ちょっと読んでみてくださいね!
そもそも鯉のぼりと五月人形を飾る意味は?
こどもの日、端午の節句に飾るのは、鯉のぼりと五月人形ですが、これらにはどんな意味があるんでしょうか?
どちらも男のお子さんを思っての飾りですが、少しだけ意味が違います。
- 五月人形⇒外部の災いから守られて無事に成長するように
- 鯉のぼり⇒男の子が困難を乗り越えて成功・出世するように
五月人形(兜や鎧)を飾るのは、江戸時代の風習からきています。当時の武家社会では、安全を願って、自分の身を守ってくれる兜や鎧を神社に奉納していました。
五月人形(兜や鎧)を飾るのは、病気や事故など外からの災いが、男の子に降りかからないで無事成長するように守ってほしいという願いを込めて飾ります。
たしかに兜や鎧があれば、しっかりと守ってもらえそうですね。
また、鯉のぼりは、産まれた男の子がこの先困難を乗り越えて、出世・成功していくようにという願いが込められています。
これは、黄河の急流を流れに逆らって登っていった鯉は竜になって天にいくとう中国の故事から来ており、鯉は出世魚とみなされています。
青空の下ゆうゆうと泳ぐ姿は確かに出世しそうです。
参考記事 こどもの日の鯉のぼりの意味や由来は?吹き流しは何のため?
みんなは鯉のぼりと五月人形の両方を買っている?
さて、鯉のぼりと五月人形を飾る意味はわかりましたが、世の中の男の子の親御さんたちは、それぞれの意味よりもやはり飾りやすさを優先しているようです。
鯉のぼりも五月人形も、家が狭くて設置場所がないという人は多いです。
特に鯉のぼりは大きくて、庭がないとなかなか設置が難しいですね。また、こどもの日近くになると、毎日朝に上げて夜に下げるという作業がありますので、なかなか大変です。
ですから、多くの場合、買う順序としては、まずは「五月人形」が最初です。
そして、鯉のぼりの設置場所があり、手間などを気にしない場合は、鯉のぼりも買うという具合です。
五月人形がなくて鯉のぼりだけというパターンはあまり無いですね。(もちろんどっちでも問題はありません。)
鯉のぼりは買わない(いらない)という考えも有り
上で述べたように、大抵の人にとっては、大きい鯉のぼりの設置場所がないことが問題になるので、五月人形だけという選択肢になっています。
ですから、鯉のぼりは買わない(いらない)という考えはもちろん有りです。
また、金銭的な理由もあるかと思います。まずは、あなたのご家庭の事情を見て、夫婦で相談して決めてくださいね。
鯉のぼりと五月人形は両方必要か まとめ
男の子が生まれたら、おじいちゃんやおばあちゃんが、鯉のぼり・五月人形を買ってあげるというパターンが多いですよね。
中には、庭がないのに大きな鯉のぼりも揃えてくれたりすることもあります。
気持ちはとてもありがたいですが、飾れなければ困ってしまいますので、よく話し合って揃えるといいですね。
鯉のぼりは、庭に飾る大きなタイプだけでなく、室内用やベランダ用などのコンパクトなものもあるので、欲しいのであれば初めからあきらめず、そういったタイプも見てみると良いですね。
お子さんが大きくなって後から振り返った時、毎年端午の節句に飾ってもらった鯉のぼり・五月人形はきっといい思い出になっているはずです。
楽しいこどもの日をおすごしくださいね♪
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