毎日暑いですね。朝から元気に鳴いているセミたちの声を聞くと、夏本番だなぁ〜と感じますよね。
この夏の風物詩であるセミ、沖縄では食べることがあるという話を聞いたことがありませんか?本当なんでしょうか?イナゴの佃煮や蜂の子などがありますから、セミを食べるというのも、あってもおかしくないとは思いますが、ちょっとびっくりですね。
今回は、セミは食べることができるのか?もしそうなら、一体どんな料理法で、どんな味なのか?について見ていきます!
ちなみに、記事中にセミ料理などの写真は出てきませんので、安心してください。
セミを食べる習慣がある地域は?
沖縄ではセミを食べる事があるという話は、テレビなどで見ることがありますが、メジャーではありません。ただし、地域差・個人差があるので、食べる人がいるのも確かです。
田舎に行くとイナゴの佃煮を見かけることがありますが、その地域の誰もが好んで食べているわけではない、というのと同じ感じですね。
東南アジアでは、今でも普通にセミを食べる習慣がありますね。タイやカンボジアなどの屋台では、セミや他の昆虫の料理を売っているのを目にしたことがある人も多いんじゃないでしょうか。中国でも一部で食べています。
また、アメリカでは、以前セミが大発生したときに、あるアイスクリーム屋さんが「セミ入りアイスクリーム」を売り出したというニュースがありました。裏庭からセミを取ってきて、茹でたあと、黒砂糖とミルクチョコレートでコーティングして、アイスクリームに混ぜたものです。本当に美味しいのか、ネタのためか、すぐに売り切れたと言うことです。
セミの料理法は?
セミを食べる場合、料理法はどんなものがあるんでしょうか?
- フライパンで炒める
- 唐揚げ
- 天ぷら
- 軽くあぶる
炒めたり揚げたりと、やはり火を通してから食べるのが一般的ですね。軽く火であぶるだけで食べるという方法は、寄生虫の心配もありますので、もしも、あなたがどこかでセミを食べる機会があったら、しっかりと火を通したものを選ぶといいですね。
また、食べる部位としては、多くの場合、お腹部分や羽根の付け根の筋肉部分を食べます。羽根は食べないんですね。
ちなみに、オスのセミは、メスへの求愛行動として大声で鳴くため、お腹の中が空洞です。一方、メスのセミ鳴くことはなく、お腹には産卵のために、卵巣などの器官がはいっているので、メスの方が好まれるようです。
セミってどんな味がするの?
一番気になるのは味ですね。一体セミはどんな味がするんでしょうか?
- 香ばしいエビみたい
- 甲殻類のような味
- すこし甘みがある
- オス…お腹が空洞なので、パリパリのエビの殻のような食感でスナックみたい
- メス…お腹の詰まっている部分が、かに味噌のよう
なんと、美味しいんですね! 食べたことのある人の感想から判断すると、セミの味は甲殻類のような感じのようです。
猫や犬もセミを食べるの?
猫や犬を飼っている方は経験あるかと思いますが、どこからかセミを捕まえてくることがありますよね。遊んでいるのかな?と思いきや、そのまま食べてしまったりします。
これは、野生の本能が出るのと、昆虫が高タンパク低脂肪な栄養源だとわかっている行動ですね。
セミは食べられて、味は美味しいらしい
ということで、一緒に見てきたように、セミを食べる事はできて、味は甲殻類のようで美味しい、ということがわかりました。食文化というのは面白いものですね。
また、セミの抜け殻も漢方薬の材料として使われています。
あなたの普段の生活では、セミを食べる事はめったにないと思いますが、万が一のために、知識として憶えておくのはいいかもしれませんね。
もし、セミを食べる機会があったら、チャレンジしてみてくださいね!