暑い夏に食べたいメニューと言ったら、「ひやむぎ」と「そうめん」ですね!
冷たくて、のどごしなめらかな、ひやむぎとそうめんは、夏バテで食欲がない時でも、おいしくいただけます。
ほとんど同じような「ひやむぎ」と「そうめん」ですが、何が違うんでしょうか?細いのがひやむぎで、太いのがそうめん?カロリーはどっちが少ない?
両者の違いを見ていきましょう。
「ひやむぎ」と「そうめん」の違いは?
原料
ひやむぎもそうめんも原料は
- 小麦粉
- 塩
- 水
の3つが基本でシンプルです。(伸ばすときに植物油を使う場合もあります。)
使用する小麦粉や塩、水は、メーカーによって厳選された物が使われており、もっちりさせたり、ソフトに仕上げたりと、特徴を出す工夫が施されています。
麺の太さ
あなたも一番に頭に浮かんだと思いますが、ひやむぎとそうめんでは、麺の太さが違います。
- ひやむぎ:直径1.3mm以上で1.7mm未満(太い)
- そうめん:直径1.3mm未満(細い)
ひやむぎの方が、そうめんよりも太くなっていますね。これは、日本農林規格(JAS)によって決められています。ちなみに直径1.7mm以上になると「うどん」です。
カロリー
ひやむぎとそうめんなら、どちらがカロリーが低いんでしょうか? 1人前の分量である、乾麺100gをゆでたときのカロリーを比べてみましょう。
- ひやむぎ:約340キロカロリー
- そうめん:約350キロカロリー
そうめんの方が少しだけカロリーが高いですね。でもほとんど変わらないと思っていいですね。
賞味期限
ひやむぎもそうめんも乾麺での保存で、両方とも賞味期限は2〜3年です。
よく、そうめんは何年も経った方がおいしいという話を聞きますが、実際は麺のもつコシやモチモチ感が無くなって言ってしまいます。早めに食べるのがいいですね。
色つき麺
40代以降の方は、子どもの頃に色つきの麺が数本入っていたのを憶えているのではないでしょうか?兄弟で取り合って食べたものですよね。何かあれって嬉しいんですよね。
実は、あの色つき面は、そうめんには入っておらず、ひやむぎのみに入っていたんです。ぱっと見たときに、ひやむぎなのか、そうめんなのかがわかりにくいので、一目でわかるように、ひやむぎの方に色つき麺が数本入れられていました。
現在は、そうめんでも色つきのものが販売しています。
「ひやむぎ」と「そうめん」どちらが人気?
ひやむぎとそうめんと、どちらの方が人気があるんでしょうか?
このアンケート以外でも、圧倒的に「そうめん」が好きだという人が多数でした。
そうめん好きさんは、のどごしが良い、細いのでするする入っていく、ゆで時間が少なくてすぐできるから、などの意見が多いですね。
一方、ひやむぎ好きさんは、食べ応えがある、麺の味がする、色つき麺が入ってるのが好き、などの意見がありました。
年間の製造量も、そうめんの方が、ひやむぎよりもかなり多くなっています。
「ひやむぎ」も「そうめん」もおいしく食べよう!
ひやむぎとそうめんの違いで一番わかりやすいのは、やはり太さでしたね。ひやむぎは太く、そうめんは細い。原料やカロリーはほとんど一緒ですね。
あとは、各メーカーさんによって、もちもちしたり、さっぱりしたりと、それぞれの特徴がでているということが言えそうです。
また、そうめんはよく食べるけど、ひやむぎは食べないというご家庭があるようですが、一度、いろいろなひやむぎも試してみると、案外こちらのほうが好みと言うことがあるかもしれません。
何にしても、どちらも日本の夏のおいしい食べ物ですので、この夏もおいしくいただいて、夏バテを吹っ飛ばしていきましょう!