梅雨の季節によく見かけるカタツムリ。可愛いですね。
カタツムリを飼ってみたいなと思っているお子さんも多いんじゃないでしょうか。自由研究などにもいいですね。
カタツムリを飼うのに、特に変わった装置は必要ありません。簡単に始められますので一緒にやってみましょう!
カタツムリを飼う時に用意する物
カタツムリを飼うのには、以下のものを用意しましょう。
◎飼育ケース
昆虫用のプラスチックケースや水槽、大きめのガラス瓶などを使います。家に無いようでしたら、大抵100円均一にもありますので探してみてくださいね。
ふたがないとカタツムリが外に出てしまうことがありますので、通気性のあるふたをしましょう。ガラス瓶などの場合は、ガーゼでふたをするといいですね。
◎落ち葉
カタツムリは落ち葉が大好きですので落ち葉を入れます。
◎木の枝や小石
カタツムリが登ったりできるように、木の枝や小石を入れます。できるだけ自然と同じような環境にしたいですね。
◎土を入れた素焼きの鉢
カタツムリが産卵する場所として、土を入れた素焼きの鉢を入れます。
◎えさを置くための小さい皿
えさをそのまま落ち葉の上に置かず、小さい皿の上に置きます。こうすると飼育ケース内が汚れるのを防げます。
◎霧吹き
カタツムリは湿った環境が大好きですので、乾燥しないように霧吹きで湿らせます。
◎カタツムリ2匹〜
卵を産んでもらうため、カタツムリは2匹〜用意しましょう。カタツムリはオス・メスがありませんので、どの個体でも大丈夫です。
カタツムリの飼育環境
1:飼育ケースの中に落ち葉を敷きます。
2:産卵用の、土を入れた素焼きの鉢を端に置きます。この土は太陽の光にあてて殺菌しておくといいですね。
3:木の枝や小石を適宜入れます。
4:霧吹きをして湿らせます。ただし、かけ過ぎには気をつけましょう。
5:小皿に乗せたえさを置きます。
6:カタツムリをそっと入れます。
飼育ケースは直射日光の当たらない、風通しのいい日陰に置きます。
古いえさなどは毎日取り除き、飼育ケースの中はできるだけ清潔に保つようにしましょう。だんだん臭いがきつくなってしまいます。
また、カタツムリを触った後は、かならず手を洗ってくださいね!
カタツムリの食べるえさは何?
◎野菜全般
キャベツやにんじんなどの野菜類、りんごなどをあげましょう。いろいろとあげてみるといいですね。カタツムリによって好きな野菜が違うかもしれません。
◎貝のカラや卵のカラ
貝や卵のカラのカルシウムが、カタツムリの背中の殻を強くしますので、こちらもあげてくださいね。
カタツムリの卵
カタツムリはオス・メスがありません。無いというか、両方の要素を持っていて、オス・メスもどちらにでもなり得るんですね。(雌雄同体)
ですので、カタツムリをとってくるときは、性別を気にする必要はありません。2匹入れておけば、交尾をして卵を産みます。
産卵時期は5月〜8月頃です。飼育ケースに入れた素焼きの鉢の土に産卵しますので、気をつけて見てみてくださいね。
たいてい20日〜30日でふ化します。ふ化するまでは乾燥してしまわないように、適宜霧吹きをしてあげてください。
ふ化した赤ちゃんカタツムリは、ちゃんと渦巻きの殻を背負っていて、生まれたときからカタツムリそのままです。とっても可愛いですよ。
赤ちゃんカタツムリには、えさとしてやわらかい葉っぱの野菜をあげるといですね。また、体が小さいので乾燥に弱いので、霧吹きは忘れずにしましょう。
カタツムリの冬眠
カタツムリは冬は冬眠します。寒くなってくるとカタツムリは殻に入ってじっとすることが多くなります。そうなったらそろそろ冬眠の時期です。
飼育ケースに枯れ葉を多めに入れ、普段より霧吹きを余分にして湿らせておきます。そうするとカタツムリたちが自分のいいときに冬眠に入ります。
夜中は寒く昼〜夜はストーブで熱い、というような温度変化の激しい環境は、冬眠に適していません。冬眠が始まったら、温度差がなく気温が低めの場所に移動してくださいね。
春になると、また冬眠からさめて活動を始めますので、それまでそっとしておいてあげましょう。一般的に11月〜3月頃が冬眠の時期です。
よく冬場にカラカラになって死んでしまったようなカタツムリを見かけることがありますよね。あれは冬眠しているんですね。
楽しく育てて
カタツムリの赤ちゃんが生まれるところを見られるなんて、わくわくしますね!
また、カタツムリを観察しているといろいろな発見があってびっくりなんですよ。例えば、ニンジンを食べるとオレンジ色のフン、キャベツをあげると緑のフンをするんです。
カタツムリの寿命は一般的には1年〜3年ほどですが、中には長く生きるものもいます。
お子さんと一緒に育てると楽しいですね!ぜひ一度やってみてください。
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