地震や大雨など、日本ではいろいろな災害が起こっていますね。もしものために非常食を常備しているご家庭も多いかと思います。
でも点検してみたら、賞味期限が過ぎていた!なんて経験はありませんか?
非常食を使わなくて済んだということは嬉しいことですが、食べ物を粗末にするのはイヤですよね。
賞味期限切れになった保存食は食べられるんでしょうか? やはり処分するしかない? もしかして寄付するところがある???
一緒に見ていきましょう!
賞味期限切れの保存食は食べられる?
もったいないし賞味期限が切れていても、もし食べられるのなら食べたいですよね。
農林水産省のホームページによると、賞味期限というのは「美味しく食べることができる期限」のことで、保存食に書いてある「賞味期限」を過ぎても、それで食べられなくなるわけではないという説明があります。
その食品の状態やにおい、味などがおかしくなければ食べてもいいとのことです。
ただし、さすがに賞味期限をものすごく過ぎたものに関しては処分したほうがいいですね。そのあたりは適宜判断してください。
ここで注意しておきたいのが、「賞味期限」と「消費期限」です。
とても似ているので混同してしまいがちですが、これらは違うものです。
●賞味期限
- 比較的食品の品質が劣化しにくいもの目安(缶詰や即席麺、スナックなど。保存食もここに含まれます。)
- 期限が過ぎてもすぐに悪くなるわけではなく消費者の判断により食べることができる
●消費期限
- 食品の品質が劣化しやすいものの目安(お弁当や惣菜パン、お肉や生菓子など)
- 期限を過ぎたら食べてはいけない
非常食は缶詰だったり乾燥させてあったりして、品質が劣化しにくいものなので、「賞味」期限が記載されています。だから、期限を過ぎても食べることは可能です。
ですが通常食べているお弁当などに使われている「消費」期限の方は、過ぎたら食べてはいけないので、混同しないように気をつけてください。
賞味期限切れの保存食は寄付できる?
処分するのは忍びないので寄付でもできないかな…という考えも浮かびますね。
食品などを寄付するフードバンクやNPOは存在するのですが、どこも賞味期限切れのものの寄付は受け入れていません。
「賞味」期限なら切れていても食べることができるとはいえ、やはり何かあると問題になるので、こういった公の機関で受け入れなのは理解できますね。
賞味期限切れの保存食はあなたの判断次第
賞味期限切れのものは、すぐに食べられなくなるわけではないので、あとは個人の判断になります。
もったいないなと思う場合は、一度味見してみるのがおすすめです。
わたしも以前、賞味期限切れになってしまったことがあるのですが、チェックしてみたところ問題なかったので、美味しくいただきました。ネットにも期限切れの保存食を食べてみた体験談などがありますので、チェックしてみるのもいいですね。
もちろん、あなたが「やはり気になるな…」という場合は、処分してしまいましょう。
賞味期限切れにならないためにできること
食べ物を粗末にしてしまうことはとても心苦しいので、賞味期限切れにならないように気をつけていくべきですよね。
それには、
- 防災用の非常食を買った時に、賞味期限を書き出しておく
- 半年に一度くらい、非常食をチェックする
のどちらかをしておくのがおすすめです。
賞味期限がわかっていれば、自分で食べてしまえばいいですし、食べたくない場合は、少し早め(期限まで余裕がある時期)にフードバンクなどに寄付することもできます。
また、賞味期限を把握してけば、新しい非常食と入れ替えておけるので、常に防災への備えができていることになります。
まとめ
万が一の災害に備えて、非常食を常備しておくのは素晴らしいことですよね。
長期保存できるのが非常食のいいところですが、賞味期限はあります。
期限を過ぎても、食品の状態がおかしくなければ食べられますが、日頃からしっかりとチェックしておきたいですね!