毎年11月のおわり頃になると、「12月にふたご座流星群を見よう!」というPOPを見かけませんか?一緒に双眼鏡を売っていたりしますね。その時は絶対に見るぞ!と思っていても、うっかり忘れてしまうことが多いですよね。
ニュースでも「今夜ふたご座流星群が見られます。」と情報を流しますが、何せ当日だと急すぎるので、結局見逃してしまうことが多いのではないでしょうか。
そこで、今年こそは見逃さないよう、ふたご座流星群についてのいろいろをご紹介します。見える日にち、時間、方角などをしっかりと頭に入れておけば、バッチリです!
一緒に見ていきましょう!
ふたご座流星群とは?
ふたご座流星群は三大流星群のひとつです。三大流星群とは、流星群の中でも毎年安定した活動で出現数が多いもので、
- 1月のしぶんぎ座流星群
- 8月のペルセウス座流星群
- 12月のふたご座流星群
をいいます。このうち、ふたご座流星群は、毎年12月4日頃から17日頃に活動します。
2020年のふたご座流星群を見るには
ふたご座流星群が見られる日にち・時間・ピークはいつ?
【ふたご座流星群を見るおすすめの日時】
2020年12月13日(日)の夜〜14日(月)の明け方
極大(ピーク)となるのは、12月14日の午前10時頃と予想されています。ですが、日本は午前中なので一番良いときには見ることができません。
なので、今年のふたご座流星群を見るのにおすすめなのは、極大前の暗い時間である、12月13日(日)の夜から12月14日の明け方になります。
12日・15日の夜にも観察できるので、ぜひ夜空を見上げてみてください。
2020年のふたご座流星群は見やすい?
2020年のふたご座流星群の観測は、条件が良さそうです。
月が新月なので、月の光の影響が最小限になるため、流星群を観察しやすくなります。
ふたご座流星群が見える方向
「ふたご座流星群」ですから、もちろんふたご座が流星群の中心(輻射点)となります。流星群を見たいと思ったら、まずは空のふたご座を探せばいい訳ですね。
ただし、空を見上げていればいくつも流れ星を見ることができますので、ふたご座の位置がわからなくても、問題ありません。空全体を見ていましょう。
ふたご座の見つけ方としては、まずは誰もが一度は見たことがあるであろう、メジャーなオリオン座を見つけると簡単です。図のような感じで、オリオン座が見つかったら、近くにある2つの明るい星(ポルックスとカストル)が双子の頭です。
また、空の星を探すのに便利なアプリがあります。それは、天体観測アプリ『Star Walk 2』。このアプリを使うと、簡単に空の星の位置がわかるんです。
なんと、スマホを空に向けると、そこに見えている星座を教えてくれるという、素敵なアプリで、画面もとても綺麗です。これを入れておくのもいいですね。普段ふと夜空を見上げたときにも使えて楽しいですよ。
無料版で十分です。もちろんわたしも入れています! あまりに楽しくて有料版にアップデートしたくらいです。
流星の出現数は?
2020年は条件がよく、1時間に20〜50個くらい見えると予想されています。嬉しいですね!
年によって多少違いがありますが、通常ピーク時には1時間あたりに数十個ほどの流星が出現します。近年ふたご座流星群は、ペルセウス座流星群にせまる出現数になることもあり、多い年なら100個前後出現する場合もあります。
流星群を見たいなら、12月のふたご座流星群はおすすめですよ〜。
流星観測で準備するといいもの
ふたご座流星群を見に、どこかへ出かける場合には、いろいろと持っていった方がいいものがあります。外は寒いので防寒対策もしっかりしてくださいね。
快適な状態で、美しい流星群を観測しましょう!
- 星座早見盤
- 方位磁石
- 双眼鏡
- カイロ
- 温かい飲み物
- シート(寝て空を見る時)
- 防寒着(とっても寒いので)
- 懐中電灯(まぶしくないよう赤いセロハンを貼るといい)
- カメラ
わたしはいつも家の庭に、風呂マットとダンボールを敷いて、寝袋に入って寝っ転がりながら見ています。
今年は忘れずにふたご座流星群を見よう!
2020年のふたご座流星群の見頃は、12月13日(日)の夜〜14日(月)の明け方です。
月曜はお仕事の人も多いと思いますが、ぜひ観察してみてください。
家で夜にちょっとだけ見るのももちろん良いですが、山や森など自然の広がっている所だと、真っ暗で街の明かりがないので、流星がひときわキレイに見えます。仕事の後にちょっと出かけるのもいいですね!
ふたご座流星群を楽しんでくださいね!