春は入学式のシーズンですね。この春、お子さんが幼稚園・小学校・中学校・高校・大学に入学するご家庭では、いろいろな方から「入園祝い」や「入学祝い」をいただくのではないでしょうか。
温かく見守っていただいている気持ちがうれしいものですね。
でも、お返しはどうすべきなんでしょうか?初めてだとよくわからないですよね。悩む人も多いと思います。
せっかくお祝いをしてくださった方達に失礼に当たらないように、入園祝い・入学祝いのお返しについて見ていきましょう。
入学祝いへのお返しは必要?
通常、入学祝いへのお返しは原則としては必要ないということになっています。
ただし、これはお互いにお祝いを送り合うことができることが前提になっています。そうでなければ、お子さんのいない家庭は、お祝いを送るばかりになってしまいますよね。
また、地域によってや、親族間の方針によって、必ずお返しをするという場合もあります。
まとめるとこんな感じです。
●お返しが不要な場合
- 相手にもお子さんがいて、あなたからお祝いを送る機会がある
●お返しが必要な場合
- 相手にお子さんがいない
- 相手とあまり親しくない
- 土地柄・親族間のルールとして、必ずお返しをする慣習がある
入学祝いのお返しをしない場合と、お返しをする場合の両方について、知っておくべきマナー・するべき事を、見ていきましょう!
入園祝い・入学祝いのお返しをしない場合
上でまとめたように、お祝いをもらった相手に子どもがいて、今度はあなたからお祝いを送るなど、お互いにやりとりができる場合は、原則としてお返しは必要ありません。
ただし、やらなくてはいけないことがあります。
- お礼を伝える(お礼状・電話)
- 相手の子どもへのお祝いを忘れないようにメモ
1. お礼を伝える(お礼状・電話)
入学祝いのお返しをしないとしても、もらいっぱなしで放っておいていいというわけではありません。お礼は必ず必要です。
あなたのお子さんが小さくてしっかりとお礼ができない場合は、親であるあなたが代わりにお礼状を送りましょう。礼儀としてはお礼状のほうがいいですが、電話で伝えても問題ありません。
お子さんがある程度の年齢であるならば、本人からの手紙や電話でお礼をさせましょう。もちろん親御さんからもお礼の言葉は必要です。
また、いただいたものを使っている姿、いただいたお金で購入したものなどの写真や報告が添えられていると、入学祝いを贈った側も、嬉しいですね。
それはもらいっぱなしで放っておいていいというわけではありません。せっかくの好意には、ちゃんとお礼を述べましょう。
2. 相手の子どもへのお祝いを忘れないようにメモ
通常、誰かからお祝いをいただいても、相手のお子さんの入園祝い・入学祝いをあなたから送ることで、偏らずに上手くバランスを取っている形になります。
ですから、相手のお子さんのお祝いを忘れないように、しっかりとメモしておきましょう。
ですが、相手にお子さんがいない場合は、もらいっぱなしになってしまうので、お返しをすることになります。また、相手とあまり親しくない場合にも、お返しはするのが普通です。
ですから、お祝いをもらった相手に合わせて、お返しをする・しない、を考えなくてはいけません。
入園祝い・入学祝いのお返しをする場合
相手に子どもがいない、相手と親しくない、土地柄・親族間のルールとして、必ずお返しをする慣習がある、という場合は、お返しをすることになります。
お祝いをもらった後、どういう事をすればいいのでしょうか?
- お礼を伝える(お礼状・電話)
- お返しをする
1. お礼を伝える(お礼状・電話)
入園祝い・入学祝いのお返しをしない場合と同様に、お祝いを受け取ったら、子どもさん本人からと親御さんから、 まずは手紙・電話でお礼を伝えましょう 。
この時点では、まだお返しを用意している必要ありませんが、受け取ったという連絡は、なるべく早くしてくださいね。
お祝いを贈った側は、ちゃんと届いたか心配ですし、連絡が何日も経ってからでは、あなたが礼儀のないルーズな人であると思われてしまうかもしれません。
2. お返しをする
手紙や電話でお礼をしたら、お返しを用意しましょう。お返しの一般的なマナーは以下のようになっています。
お返しをする時期
いただいた入学祝いへのお返しは、いつしたらいいのでしょうか?
●入学式より前にいただいた場合
入学式よりも前にいただいている場合には、 入学式を済ませてから、報告を兼ねて お返しをするのが一般的です。その際、入学式の写真なども同封するといいですね。お返しは 4月の上旬 には送りましょう。
●入学式より後にいただいた場合
入学式の後でお祝いをいただいた場合は、1ヶ月以内にはお返しをしましょう。
お返しの相場
入学祝いのお返しの相場は、一般的には、いただいた金額の3分の1〜半額程度が目安になっています。
現金でなく品物でいただいた場合は、だいたいの金額を調べてくださいね。
お友達はどうしているのかを聞いてみるのもいいですね。
最後に
一般的には、入園祝い・入学祝いにはお返しは必要ないと言われていますが、状況によってはお返しが必要なんですね。
お祝いは多くが親戚からもらうと思いますが、親族内でお祝い事の時のお金にまつわるルールがあるのが普通ですから、それに従えば問題ありません。
親族以外からのお祝いには、今回ご紹介したような内容を参考に、お返しをする・しないの目安にしてください。
あなたのお子さんを気にかけて、お祝いをくれるのは嬉しいですね。
もらった側も、お返しのマナーをしっかり確認して、みんなといい関係を保っていきたいですね。
ご入園・ご入学おめでとうございます!