今時の物件多くは、ほとんどがフローリングですよね。自分で購入した家でも、フローリングの傷は気になるかもしれませんが、賃貸物件であれば「傷」は退去時にお金がかかる厄介なものです。
あなたなら、フローリングにうっかり傷がついてしまったり、家具などを置いていた跡が残ってしまったりしたら、どうしますか?
フローリングの補修は、専門の業者に依頼すると、張替えなどで案外お金が掛かってしまいます。でも、少しだけついた傷くらいなら、自分で直すことが可能なんですよ。
業者に依頼すれば4,5万円程度請求されるフローリング補修。でも自分で直せば、5千円程度で済みます。
今回は、自分でできるフローリングの傷の直し方から、本格的な補修キットなどを見ていきましょう。
フローリングの部屋の傷が気になる人はチェックしてみてくださいね!
フローリングの傷の直し方:軽い・浅い傷の場合
まずは、あまり程度が酷くない、浅い傷の場合です。
- マニキュアタイプ
- クレヨンタイプ
- テープタイプ
傷が深くない、引っかいたような傷やすり傷、日焼けなどの色あせには、表面を着色するマニキュアタイプや、傷を隠すように塗るクレヨンタイプがでの修復が便利です。
また、色がピッタリと合えば、テープタイプも手軽でオススメですよ。
補修する時、気を付けるべきポイントがあります。
1. 塗る前の下準備をする
補修する前に、傷の形状をよく見てください。ただ擦れて、手で触っても傷がわからないような場合は、そのまま塗れます。
手で触って、段が確認できる場合は、サンドペーパーなどで段差をなくしてから塗ります。
2. 色を合わせる
フローリングと一言にいっても、濃いブラウン系、薄い系など、色合いは様々ですよね。
クレヨンタイプやペンタイプは数色が1セットになっているものがほとんどなので、あなたのお部屋のフローリングの色に合うよう、少しずつ補修します。
3. 木目を合わせる
塗ったり貼ったりするときに、フローリングの木目を遮らないようにしましょう。
色合いが濃く不自然な個所は、遠めでも目立ってしまうので、色味に失敗しても修正できるよう薄めの色から補修で試すことをオススメします。
フローリングの傷の直し方:ちょっと深い傷の場合
次は、ちょっと深い傷がついてしまった場合です。
- 補修キットを使う(埋めて塗る)
ちょっと傷が深い場合には、埋めて塗るという方法があります。
埋めるとなると、ハードルが高そうですが、ホームセンターに行けば素人でも簡単にできるお手軽な修復キットが市販されています。まずは色味を合わせて市販のセットを購入しましょう。
埋めるには、粘土のような素材を埋めてから段差を削るタイプや、ワックス素材で、液をこんもりと垂らして、乾いてから段差を削るものがあります。
市販のセットでは、削るための道具や、埋め込むときのパテが付属されていますので、思っているよりも手軽の補修できますよ。
フローリングの傷の直し方:凹んでしまった傷の場合
次は、こすったような傷ではなくて、凹みがついてしまった場合です。
- スチームアイロンで温める
また、フローリングの傷でよくあるのが、色が剥げる傷ではなく、家具を置いていてできてしまった凹みです。
この場合は、あて布をしてスチームアイロンの蒸気を当てましょう。アイロンがなければホットタオルをしばらく凹んだ箇所にのせておきます。
木材の、熱と蒸気によって膨張するという性質を使って凹みを直すという原理です。
ただし、深すぎる傷や材質・表面コートなどによって効果がない場合や、ダメージがいってしまう場合がありますので気をつけてください。
傷がつかず、凹んだだけの場合は、合板ではない無垢の木材だと思われます。
合板素材のフローリングは凹まず、割れるような傷になるので温めて治すのではなく、上記で紹介した傷を埋める方法をお試しくださいね。
綺麗なフローリングで快適生活を
フローリングの部屋はオシャレですが、傷が気になりますね。
そんな時、市販のセットであれば、高くても4、5千円で済ませることができますので、自分でやってみるのもいいと思います。
ポイントは、小さな範囲からやっていくことです。
色味を間違えると、傷よりも修復後の場所が目立ってしまうこともありますよね。
お金をかけないように自分で修復したつもりが、かえって目立ってしまったり、汚れてしまって、退去時に困ってしまうなんてことも…。
自分で修復する場合は、少しずつ慎重に行って、キレイで快適なフローリングの部屋に戻してあげてくださいね!
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