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香典袋の基本!金額の書き方やお金の入れ方、郵送法など

香典

身近な人が亡くなったときに、お悔やみの気持ちと共にわたす御香典。

知らせを受けて、お通夜やお葬式に行く際、あわてて御香典を用意することが多いでしょう。そんな時、「香典袋の書き方ってどうするんだったかな?金額は?お金の向きはどっちだっけ?」と迷ってしまう事ってありますよね。

そこで、急なお通夜やお葬式用の御香典を、マナーに沿って用意する基本をご紹介します。

恥を欠かないようにマナーをチェックしておきましょう!

 

 

御香典とは

御香典とは、現金を不祝儀用ののし袋に包んだもので、お線香やお花のかわりに、亡くなった方の霊前にお供えするものです。葬儀などにかかる費用を助け合うという意味もあります。

お通夜、またはお葬式に出席する際は、必ず持って行きましょう。

 

葬式

御香典で用意するもの

  • 香典袋
  • お金(お札)
  • ふくさ、または小さい風呂敷(持って行くときに包んでいくため)

香典袋の書き方

基本的に、文字は薄墨で書きます。

薄墨の筆ペンは100円均一などでも売っていますので探してみてくださいね。薄墨が無い場合、普通の黒の筆ペンでも大丈夫です。

上手ではなくても、丁寧に書きましょう。

表書き

亡くなった方の宗教に合わせて、表書きが変わりますので、可能であれば、宗教を確認してください。

仏教・仏式

「御霊前」「御香典」「御香料」 など。
 浄土真宗 の場合のみ 「御仏前(御佛前)」 とします。

〈香典袋〉
 ・白黒、または銀色の結び切りの水引のあるもの。
 ・蓮の絵のものは仏式用です。

 (※「御仏前(御佛前)」は、仏式で四十九日より後(五十日目〜)に使います。)

 

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キリスト教式

「御花料」「御霊前」 など。

〈香典袋〉
 ・十字架やゆりの花がかかれたものはキリスト教式用です。

 

キリスト教式

 

神式

「御玉串料」「御神前」「御榊料」 など。

〈香典袋〉
 ・白黒、または銀色の結び切りの水引のあるもの。

 

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中袋

香典袋には通常中袋が入っていますので、ここにお金をいれます。

中袋の表には何も書かず、裏には金額と住所・氏名を書きましょう。(金額のみを表の中央に書くこともあります。)

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中袋のない香典袋の場合は、封筒の裏面の左下に、住所と金額を書きます。

 

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どちらの場合も、住所・金額などの欄が印刷されている場合は、そこに書き込みましょう。

また、金額は漢字(旧字体)で書きます。
  1 → 壱
  2 → 弐
  3 → 参
 千 → 阡
 万 → 萬

 

お金の入れ方

金額の相場

御香典の金額は、毎回悩んでしまいますね。故人との間柄や地域によって違いますが、だいたいの目安はこのようになっています。

(亡くなった相手)

  • 兄弟:30,000円
  • 親戚:10,000円〜30,000円
  • 友人・知人:5,000円〜10,000円
  • 隣人:3,000〜5,000円
  • 会社関係:3,000円〜5,000円

 

入れるお札に関する注意

結婚などのお祝い事のご祝儀には、新札をいれますが、不幸があった場合の、香典で使うお札は、新札は使わないことになっています。お通夜や葬儀の御香典の場合は、あらかじめ死を予測していたという印象を与えるという理由からです。(四十九日、一周忌などの場合は、あらかじめわかっているので、新札にしましょう。)

最近ではあまり気にすることもなく、また新札を好む地域もあるようですが、お年寄りなどは気にする方も多いですね。

ですので、 新札に一度折り目をつけてから入れる のがいいでしょう。

 

入れるお札の向き

お札を入れる向きも決まっています。

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上包みの折り方

上の部分が外に出るように折ります。

上包み

 

御香典の渡し方

お通夜やお葬式に御香典を持って行く場合、香典袋をそのままはだかで持参するのはマナー違反です。ふくさ、または小さな風呂敷に 包んで 行きましょう。

受付では、「このたびはご愁傷様です。お悔やみ申し上げます」など、 お悔やみの言葉 を伝えましょう。そして、香典袋を、受け取る相手が文字を読める方向に向けて両手で渡します。

祭壇に自分でお供えするときは、自分が文字を読める方向に置きます。

 

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御香典を郵送する場合

遠方であったり事情があって、葬儀を欠席する場合は、 御香典を郵送してもかまいません

まずは弔電を打ちましょう。文字数に寄りますが、1,000円くらいから送れます。

そして、御香典を送ります。上でご紹介した手順で御香典を準備したら、郵便局で現金書留の封筒に入れて郵送します。このとき、必ずお悔やみの 手紙 を添えましょう。

参考 お悔やみの言葉と手紙 文例

 

最後に

訃報をうけるのは悲しいことです。できれば御香典などを渡す機会がない方がいいですね。

でも、残念ながら、避けることはできません。そうであれば、きちんとした方法で御香典を用意し、敬意を持ってしっかりと、亡くなった方を送ってあげたいですね。

 

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