静かな場所にいる時に、おなかがグゥ~と鳴ってしまって恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
お腹が空いているならわかるけれど、空いているわけでもないのに、鳴る事ってありますよね。一体なぜなんでしょうか?
今回は、空腹ではないのにお腹が鳴ってしまう理由・原因、また、お腹が鳴るのを止める方法はないのか…?についてご紹介します!
お腹が鳴る理由・原因は?
お腹が減った時に、グウ〜っと音がしてしまうのは、普段から経験がありますよね。
お腹が減った時にお腹が鳴ってしまう場合と、お腹は減っていないのに、鳴ってしまう場合は、ちょっとだけ仕組みが違います。
お腹が空いた時にお腹が鳴る理由
空腹の時にお腹から聞こえるのは、胃袋が動いている音です。
お腹が減ってくると、血液中の糖の濃度が下がります。そうすると脳が「空腹になってきた」と判断します。
ことのき、生命維持のため、次に食べ物が入ってくるのを妨げないように、脳から、胃の中の物を腸の方に送るよう命令が出るんです。
それをうけて、胃はがんばって動くわけですが、胃の中には、食べ物はもちろんですが、食事の時に空気も入り込んでいます。
この胃の中の空気が食べ物と一緒に、細い腸に送られていく時に、通りにくくてグゥ〜っという音となって聞こえてくるんですね。
お腹が空いていない時にお腹が鳴る理由
さて、では空腹ではないのに、お腹が鳴ってしまう理由は何でしょうか?
こちらも内臓の動きによるものです。食事として摂った食べ物は、胃の中で消化され、腸へと送られていくわけですが、このとき、ガスが発生して腸を動かします。この時の音が、お腹が空いていないのに鳴る音の原因です。
お腹が鳴るのを防ぐ方法は?
空腹時・空腹時でない時、の両方とも、お腹が鳴るのは、胃や腸がしっかり動いている証拠なので、正常なことです。ですから、まったく問題はないわけですが、デート中や会議中にお腹が鳴るのは恥ずかしいですね。
できるだけお腹の音を防ぐ方法はないでしょうか?
規則正しい食事をとる
まずは、普段の食生活で、朝・昼・晩の3食をできるだけ規則正しい時間に摂るようにしましょう。
超満腹になったり、超空腹になったりという状態を避けて、つねにちょうどいいお腹具合でいるということですね。規則正しい時間に食事を取っていれば、身体も毎日決まった時間に食べ物が入ってくるとわかっているので安定します。
息を吸ってお腹をふくらませる
お腹が鳴る!という時は、一杯空気を吸い込んで、おなかを膨らませてみてください。そして、ちょっと意識してお腹(腹筋)に力を入れてみましょう。できるだけたくさんの空気を吸うと、お腹の中で胃に圧力をかけることになるので、胃の動きを少し抑えることができます。
これによって、お腹の音をできるだけ抑えることができます。
鳴った時に対処する方法
- 他のもので音を立てて、お腹の音をごまかす
- 自分ではないふりをする
- さっき食べたりんごが叫んだ(のようにジョークを言う)
- 無言でスルー
空腹でない時にお腹が鳴るのはおかしくない
お腹が空いていないのにお腹から鳴る音は、胃や腸で発生するもので、何の問題もないんですね。
空腹でも空腹でなくてもお腹が鳴ってしまうなんて、ちょっと困ってしまいますが、なるべく規則正しい時間に食事をとって、胃腸に負担をかけないようにしていれば、気にならなくなるはずです。
また、その場でできる対処法として、空気を吸い込んでお腹に力を入れる、というのも試してみてくださいね。
お腹の音は、胃腸がしっかり働いている証拠! あまり目の敵にせず、今度お腹が鳴った時には、心の中で胃腸に「ご苦労様!」と声をかけてあげましょう!