5月になると田植えシーズンになりますね。毎日おいしくいただいているお米ですが、実際に稲を植える水田を見たことがない人も多いんじゃないでしょうか?
でも、最近は幼稚園や小学校、中学校などでも、子ども達に田植え体験をしてもらう行事をカリキュラムに組み込んでいるところも増えていますね。
そんな田植え体験ですが、田植えの時って、一体どういう服装をすればいいんでしょうか?靴は長靴?それとも裸足?
今回は、初めて田植えに挑戦するときの服装や注意点などをご紹介します。
また、今年はぜひやってみたいと思うあなたのために、田植え体験者を受け入れている施設もご紹介していますので参考にしてくださいね!
稲を植える水田の様子
キャベツやニンジンの植わっている畑なら、ほとんどの人がわかるはずですが、稲を植える水田ってどうなっているんでしょう?
水田は、名前の通り水をたたえた田です。わかりやすく説明すると、水田はどろどろの柔らかい土が下にあり、その上を水が覆っている状態です。
田植え体験をするときの服装
田植え体験をするときの基本は、動きやすく汚れてもいい服装です。
【上の服】Tシャツなど動きやすいもの
【下の服】半ズボン、または膝までまくり上げることのできるズボン
【 頭 】帽子
【 首 】タオル
【 足 】裸足、田植え用の長靴、田植え足袋
順に見ていきましょう。
田植えのときの上下の服装
水田はどろどろですので、てきぱきと歩けず、足を取られて倒れそうになることもあります。また、稲を植えるときは、ずっとかがんだ状態が続き腰が痛くなります。
ですので、できるだけ動きやすい服にして少しでも危険・疲労を少なくしましょう。
また、下は半ズボン、または長ズボンでも膝のあたりまでまくり上げることのできるものを選びます。水田に入ると、ふくらはぎの真ん中くらいまで水につかることになるからです。素材はデニム系よりも、ジャージ系のもが動きやすくておすすめです。
田植え作業中にどうしても服は汚れてしまいます。泥汚れは、洗濯をしても残ってしまうことが多いので、できれば、もう捨ててもいいような服にすると、汚れを気にせず安心して作業できますね。
帽子・タオル
日差しが強いことがありますので、帽子をかぶりましょう。あごひものある帽子だと、かがんだときに落ちないのでおすすめです。また、日焼け止めを塗っておくといいですね。
首にはタオルを巻いておくと、汗や汚れを拭いたりするのはもちろん、首の日焼けも避けることができます。
足
足は裸足か田植え用の長靴、田植え足袋にしましょう。普通の雨の日の長靴はNGです。土に足を取られて動けなくなってしまいます。
また、普通の靴やクロックスのようなサンダル、靴下は、土にはまって脱げてしまいますので避けましょう。
田植え体験を受け入れている所では、水田の中に危ない物(とがった石やゴミなど)は入っていないはずですが、気になる場合は、田植え用の長靴や田植え用の足袋を着用するのが良いですね。
ただ、裸足で水田に入ったときの何とも言えない感触は、ぜひ味わってもらいたいところでもあります。子ども達は大喜びです。
田植え体験の持ち物
田植え体験をするときの服装は、上でご説明したとおりですが、他にあった方がいいものがあります。
◎水筒(飲み物)
のどが乾きますので、飲み物を持って行って適宜水分補給してくださいね。
◎着替え
田植え中に泥がはねて服がよごれますので、着替えを持参しましょう。お子さんが体験される場合は、水田で尻もちをついてしまう可能性もありますので、下着もあるといいですね。
◎予備のタオル
タオルは余分にあると安心です。
◎ビニール袋
汚れた服や長靴などを入れるビニール袋があるといいですね。ビニール袋はうっかり忘れがちです。
場所によっては、保険証などが必要なこともあります。田植え体験受け入れ側に、しっかりと必要な物を確認しておくと安心ですね。
田植え体験受け入れ施設
田植え体験を受け入れている施設の一例として、関東農政局のホームページにリストがあります。いろいろな農業体験ができるリストですので、「田植え」とあるところに問い合わせてみてくださいね。
このリストは関東のあたりのみですので、それ以外にお住まいの方は、ネットで「田植え体験 ○○(地名)」で検索してみてください。お近くの施設を探せます。また田植え体験をできるツアーなどもあります。
田植え体験で食と自然の大切さを知る
子ども達はもちろん、大人でも、この田植え体験をすることによって、普段忘れがちな「食」や「自然」への感謝を呼び起こすことができますね。
また、普段土や泥の中に足を入れることは滅多にないので、自然に触れられるいい機会となります。水田のカエルや水路のザリガニなどを発見するのもまた楽しいですね。
ぜひ一度、田植え体験をしてみてください。その際は、今回ご紹介した服装や持ち物を参考にしてくださいね!