会社を辞める時につきものなのが「送別会」ですね。みんなの気持ちが嬉しい半面、案外、自分の送別会は必要ないと思っている人も多いです。
理由はポジティブなものからネガティブなものまでいろいろありますが、そもそも会社が開いてくれる送別会を断るという行動は、世間的に見てどうなのでしょうか?
今回は、自分のための送別会は不要だと思っている人のために、送別会を辞退することの是非や、上手に断る方法はないか、などを見ていきたいと思います。
退職が近くて、送別会で悩んでいるあなたは、ぜひチェックしてみてください。
自分の送別会はいる?いらない?
他の人達は、送別会を開いてもらうことに関して、どんな考えを持っているんでしょうか。行きたい?行きたくない?
知りたいですよね!
ネットでみんなの意見を拾ってみました。
●自分の送別会を開いてもらいたい人の意見
- お世話になったので、しっかりお礼を言いたいから
- 送別会を開いてもらえるのは、仕事仲間として信頼されていた感じがするから
- 最後にみんなとたくさん話しをしたい
- 何もないのは寂しすぎる
●自分の送別会はいらないという人の意見
- パワハラ・人間関係で辞めるから
- 面倒だし、酒の席が嫌いだから
- 職場を去るのが辛くなるから
- 忙しい職場なので迷惑になりたくないから
送別会を開いてほしいと思った人の一番の理由は、最後にしっかりと感謝の気持ちを伝えたいからという意見が多かったです。
また、送別会を開いてもらえるということは、仕事場で信頼されていた、好かれていたと感じられるので嬉しいという意見も納得ですね。
送別会はいらないなと思っていても、打診さえされず何もなく職場を去るのは、やはり寂しいものですよね。
こうやって見てくると、送別会を開いてもらいたい人は、自分の働いていた職場・同僚が好きだったといえるようです。
送別会はいらないという人の意見としては、パワハラや人間関係など、職場で辛いことがあって辞める場合が多かったです。
他に多かったのは、単に面倒だからという意見。特に職場に不満がなくても、もう辞めるんだからそのままそっとしてくれ、という気持ちですね。
また、ポジティブな理由としては、忙しい職場のみんなに時間とお金を使わせて迷惑をかけたくないという意見や、仲が良かったので去りがたくなるから、というものもありました。
自分のための送別会を辞退したら失礼?
さて、両者の意見がわかったところで、やっぱり自分のための送別会を辞退したい場合について考えてみましょう。
わざわざ職場の人が開いてくれる送別会。辞退したら失礼なんでしょうか?
まず、考えてみてください。上でご紹介したみんなの意見でわかるように、送別会がいらないと思っている人には、ネガティブな理由とポジティブな理由があります。
- ネガティブ→パワハラ、人間関係の悪さ
- ポジティブ→迷惑をかけたくない、自分が去りがたい
- 中間(あなた側の都合)→面倒、酒の席が嫌い
あなたはどれに当てはまりますか?
次に、職場でパワハラにあったり、人間関係が酷かったなど、職場が大嫌いだからもうそんな人達と一緒の送別会なんて絶対に出たくない!という場合。
送別会を辞退しても問題ありません。送別会を開く側も、あなたを気持ちよく送り出すという気持ちはないはずですから、しっかり断ってしまいましょう。
ただし、社会人ですから、当日欠席(ドタキャン)ではなく、事前にしっかりと伝えることが必要です。
忙しい会社の人に迷惑をかけたくない、嬉しいけど自分が去るのが辛くなる、といったポジティブな理由であれば、辞退する必要はない!と断言します。
あなたは送別会を嬉しいと感じていますよね?だったら、遠慮なく開いてもらって参加しましょう。
それでも心配であれば、「忙しいみんなに時間を取らせて迷惑かけるけど大丈夫かな?」と一言聞いてみるのもいいですね。相手の返事はもちろんYES!のはず。
最後は、出るのが面倒だったり、お酒の席が嫌い、というような、あなた側の都合の場合。
この場合は、送別会の話を持ちかけられた時に、一度やんわりと断ってみましょう。それでも相手がおしてくる場合は、最後の仕事だと思って参加するのがおすすめです。
職場自体に不満があったわけではないなら、なおさらです。あなたの仕事の内容にもよりますが、業界は案外狭いものです。立つ鳥跡を濁さずがいいですね。
自分のための送別会を上手に断る方法
パワハラなど、あなたに落ち度がないのに辞める場合は、送別会を辞退してもいいとはいえ、具体的にはどうやって断ればいいでしょうか?
大切なポイントは
- 送別会の話を聞いたらすぐに断る
- 当日ドタキャンはNG
- あいまいにせず、はっきりと断る
- お世話になった人には個別に挨拶しておく
です。
送別会が開かれる場合、日程の打診をされるはずです。その時点で、すぐにしっかりと断っておきましょう。
返事を遅らせたり、曖昧な返答をしていると、開催自体はOKだと思われてしまいます。話が進んでからでは断れなくなってしまいますので、最初が肝心です。
ウダウダしていて、当日まで来てしまった…という場合、イヤかもしれませんが、ドタキャンはおすすめしません。
その時点で会社の人は送別会に出るように仕事の調整をしているはずですし、お店の予約も済んでいるはずです。
自分で断れなかったから仕方ないということで、我慢して出席しましょう。
また、パワハラや人間関係の問題があったとしても、そんな中でも、あなたの味方もいませんでしたか?
送別会がなくなったとしても、そういった人には、しっかりとお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えておくのを忘れないようにしてくださいね。
まとめ
今まで頑張って働いてきた、大好きな職場の同僚さんたちが開いてくれる送別会は嬉しいものです。
でも反対に、パワハラなどの苦しい理由で職場を去る場合は、送別会は出たくないのが、ほとんどの人の気持ですよね。
その場合は、とにかく最初の段階で、しっかり断ることを頭に置いておいてくださいね。
あなたの会社の人数や雰囲気によって、送別会のやり方もまちまちだと思います。
状況にあわせて、上手に対応してくださいね。
お仕事お疲れ様でした!
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