だんだん寒くなってくると、インフルエンザが流行る季節になりますね。ニュースでもよく名前を聞くようになります。
インフルエンザで怖いのが、どんどん他の人に感染して広がっていくことですね。家族が一人インフルエンザにかかると、他の家族メンバーへの感染が心配です。
そんなインフルエンザですが、実は「湿度」に弱いって知っていましたか?
部屋の中を上手に加湿してあげれば、インフルエンザの予防対策になるんです!
今回は、インフルエンザ予防対策として効果が出る、部屋の適切な湿度や、上手な加湿の仕方などについてご紹介します。うがいや手洗い、マスクなどの予防対策に加えて、簡単にできますので、参考にしてみてくださいね!
インフルエンザと風邪の違い
冬に風邪をひくのは誰でも経験があると思いますが、通常わたしたちが考えている「風邪」と「インフルエンザ」は違います。あなたやあなたの家族が、「風邪をひいたかな〜?」ぐらいに思っていても、病院で調べると、インフルエンザの初めということもあります。
風邪 | インフルエンザ | |
原因 | 様々なウイルス | インフルエンザウイルス |
発症スピード | ゆっくり | 急激 |
症状 | 喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳、低い熱 | 高熱(38℃以上)、頭痛、筋肉痛、関節痛、喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳 |
感染力 | 弱い | 流行性がありとても強い |
潜伏期間 | 1〜2日 | 2〜7日 |
インフルエンザについてもっと詳しく知りたい方は、厚生労働省のウェブサイトをチェックしてくださいね。
インフルエンザの予防対策に加湿が効果的なの?
インフルエンザウイルスは湿度に弱い
インフルエンザは通常の風邪と違って、感染力がとても強いです。そして、潜伏期間中にも他の人に感染がひろがりますから、やっかいです。普段からできるだけ予防しておきたいですね。
そこで簡単にできるのが、部屋を加湿するという方法です。
流行性があり、強い感染力をもつインフルエンザですが、活発に活動できる条件があります。インフルエンザが冬の時期に猛威をふるうのは、「空気が乾燥している」からです。
反対に湿度が上がってくると、インフルエンザウイルスの生存率は下がっていくんです。
湿度があると、のどや気道の防御機能が上がる
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが、あなたの喉や気管支などに入って感染しますが、冬のように空気が乾燥していると、のどや気道の粘膜の防御機能が低下してしまいます。その結果、インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
ですが、加湿をして部屋の湿度が保たれると、のどや気道の粘膜の防御機能を高めることができます。
インフルエンザ予防に効果的な湿度はどのくらい?
見てきたように、インフルエンザは感染力が強いので、日頃から部屋が乾燥しすぎないように、加湿していきましょう!
インフルエンザウイルスが増えないようにするには、湿度が50%〜60%程度だと効果があります。また、温度は20℃〜25℃程度がおすすめです。
ただし、このような数値ぴったりにできるはずもありませんし、インフルエンザウイルスが死滅するわけでもありませんので、この数値を頭の片隅に置いておいてくだけでOKです。
冬の時期に、カラカラに乾燥しているなと感じたら、意識して加湿する、というくらいに考えておくといいですね!
インフルエンザ対策の加湿方法
では部屋を加湿する方法を見てみましょう。
加湿器
加湿器がある場合は簡単ですね。乾燥しているときはできるだけ加湿器を稼働して、湿度を上げましょう。
いかにも加湿器!といったタイプでなく、一人暮らしの女性にもよさそうなお洒落なデザインのものもありますので、選んでみてくださいね。
濡れタオル・洗濯物を干す
加湿器がない場合は、水で濡らしたタオルを干すと、加湿になります。見た目に問題がなければ、洗濯物を干すのもいいですね。
観葉植物や花瓶を飾る
観葉植物は根から吸った水を、葉っぱで蒸発させますので、ある程度の加湿になります。また、水を入れた花瓶に花を飾るのもおすすめ。部屋が植物や花で可愛くなる上に、加湿までできるのでおすすめです。お客さんが来ても慌てなくてすみますね。
部屋の加湿をしてインフルエンザを予防しよう!
インフルエンザにかかってしまうと大変ですね。今回一緒に見てきたように、乾燥が好きなインフルエンザウイルスには、湿気が効果的です。インフルエンザにかかる前から、部屋の加湿を習慣にすると、予防になって良いですね。
普段のちょっとしたことで、家族をインフルエンザから守る助けができますので、ぜひやってみてくださいね!
こちらの記事もおすすめ