今年も残り少なくなり、年末のお休みが近付いてきましたね。毎日仕事でクタクタな人にとっては、ようやく一息つけるので、待ち遠しいのではないでしょうか。
年末になると仕事の取引先から「仕事納めはいつですか?」のような問い合わせがあったりします。
何となく、その年の仕事の最後の日かな…とは思いますが、実際はどういう意味なのでしょう?具体的に何日のことを指しているのかも知りたいですね。決まりはあるんでしょうか?
今回は、仕事納めってどういう意味?日にちはいつなの?というテーマで、「仕事納め」について詳しくご紹介していきます。
仕事納めの意味とは?
年末が近づいてくると、仕事納めという言葉が、あちこちで聞かれるようになりますよね。
仕事納めという言葉を聞くと、今年もいよいよ終わるな~と、毎年思います。社会人になると、皆が普通に使う、仕事納めという言葉。この仕事納めの意味とは、どういうものなのでしょうか。
仕事納めとは、一年の最後の仕事を締めくくる日のことをいいます。また、一般的には仕事納めの日は、法律などでも、特に決まりはありません。(官公庁を除く、後述)
ですから、あなたの会社での12月の最後の出勤日が「仕事納め」の日ということになります。
職種によって、早めの25日ごろからだったり、年の瀬の30日だったりと、各会社によってまちまちです。とにかく、その年の最後の出勤日のことなんですね。
最近では、1年中休みのない24時間営業の会社やお店などもありますが、こういったお正月休みのない所の場合は、仕事納めという言葉は使いません。
仕事納めとは、年末年始の休暇がある会社などで使われます。12月の仕事納めの翌日から1月の仕事始め(新年の最初の出勤日)の前日までが、年末年始の休暇になります。
「仕事納め」、少し古風な、いい言葉ですよね。
仕事納めの日にちはいつ?
具体的に仕事納めはいつ頃なのか、大体の目安を知りたいですよね。
官公庁、一般企業、銀行の、それぞれの仕事納めの日にちはいつなのか、見ていきましょう。
官公庁の仕事納めの日
◎12月28日
仕事納めの日にちについては、決まりはないとご紹介しましたが、実は市役所・区役所など、官公庁の場合は、行政機関の休日に関する法律によって決まっていて、年末年始のお休みは12月29日から1月3日までとなっています。
ですから公務員の方は、12月28日が仕事納めの日になります。
ただし、12月28日が土曜日や日曜日の場合は、12月26日や27日が仕事納めになります。
その年のカレンダーによって、仕事納めの日にちも変わるということなのですね。
ただし、一般企業などとちがい、官公庁などでは、仕事納めと呼ばずに、「御用納め(ごようおさめ)」と呼んでいます。
その言葉の由来は、なんと江戸時代までさかのぼるんですよ。江戸時代は、幕府の用命や宮中の公務のことを、「御用」と呼んでいました。
この言葉が由来となり、現在でも、官公庁などの仕事納めには、御用納めという言葉が使われているというわけです。
江戸時代からの言葉が、現在も使われていると聞くと、なんだか感慨深いですよね。
一般企業の仕事納めの日
◎企業によりまちまち(12月28日が多い)
一般企業の仕事納めの日にちは、企業によって様々です。ただし、官公庁の仕事納めの日にちにならって、休業とする企業が多くなっています。
上でご紹介したように、官公庁の仕事納めの日にちは、12月28日となっていますね。そのため、一般企業も12月28日を仕事納めとしていることが多いです。
官公庁の公務員の方と同様、年末年始のお休みは、12月29日から1月3日までとなっており、12月28日が土曜日や日曜日の場合は、12月26日や27日が仕事納めになります。
ただし、小売業など業種によって違ってきますので、気になる場合は問い合わせるのが一番です。
銀行の仕事納めの日
◎12月30日が多い
年末に銀行があいてなくて、慌ててしまうことがありますね。銀行の場合は、年末は12月30日まで窓口業務をおこなっているところが多いです。
そのため、12月30日が仕事納めとなります。
仕事始めは、一般企業や官公庁と同じく、1月4日のため、年末年始のお休みは、12月31日から1月3日までとなります。
年末年始はなにかと出費が多い時期なので、12月30日まで営業してくれているのは、ありがたいですよね。
また、年末年始の窓口業務がお休みの時期でも、ATMは稼働している銀行がほとんどです。手数料は少しかかりますが、年末年始、急にお金をおろしたいときに、とても助かりますね。
海外の仕事納めはいつ?
海外では、あまり仕事納めという言葉を聞かない気がしますが、仕事納めとは、日本独自の文化なのでしょうか?
海外では、お正月休みにあまり重きをおいていません。それよりも、大切なのが、クリスマス!(特に、キリスト教の国です。)
そのため、クリスマスの2日間がお休みになる企業が多く、そのまま年明けまで休みをとって連休にするか、クリスマス後にまた出勤して年末まで働くかは、会社の規則内であれば個人の自由です。
日本のように会社全体で、仕事納めをして、年末年始の休暇に入るという考えはないのですね。
しいて言えば、クリスマスに入る前に会社主催でミニパーティなどをして1年の労をねぎらうということはあります。
お正月は、1月1日がお休みで、2日から通常業務に戻るという企業が多いようです。日本とは全然違いますね。
わたしの仕事納めの思い出
わたしが以前勤めていた一般企業でも、12月28日が仕事納めで、1月4日から通常業務に戻るというかたちでした。
仕事納めの日は、各課でランチを食べに行きます。ランチのメニューはもちろん、おそばです。普段は、女子社員のわたしまで、課長や男性社員と一緒に、ランチを食べに行くことは、ほとんどないのですが、この日は特別で、全員一緒におそばを食べに行っていました。
今年の思い出などを皆で話しながらおそばを食べ、「あ~今年も終わるんだなぁ」と、しみじみ感じたものです。(これがいいんですよね!)
そして午後から、オフィスの掃除を皆でおこないます。普段はオフィスの清掃員の方が掃除をしてくれているので、皆で掃除をするということはないのですが、この日は特別です。
課ごとに、清掃場所が振り分けられていて、その担当場所の掃除をしました。
当時は少し面倒に思っていましたが、今となれば、仕事納めの懐かしい思い出です。
仕事納めの意味と日にち まとめ
今回は、仕事納めの意味と具体的な日にちについて、ご紹介しました。
- 仕事納めとは、12月の年末の最後の業務の日のこと。
- 官公庁は12月28日が仕事納め(御用納め)の日と決まっている。(土・日にかかった時は前後する)
- 一般企業も官公庁にならい、12月28日を仕事納めの日にしているところが多い。(ただし職種によって違う)
- 銀行は12月30日が仕事納めの日となっているところが多い。
今年も仕事納めまで、残りわずか。やり残しがないように仕事納めを迎え、楽しい年末年始の休暇にしたいですね。
良いお年をお迎えくださいね!